立地で決まるマンションの資産価値🌸
以前のブログで、RC造りのマンション(鉄筋コンクリート造り)は100年活躍するかもしれないということについて書きました。
もちろん現在、100年超のマンションはありませんし、本当に100年ももちこたえるのかどうかは時が来なければわかりません。
ただ60年超のマンションは東京の四谷にあるそうで、今後さらに50年、60年超のマンションが増えていくことでしょう。
ところでアパートマンションは経年劣化とともに基本的には資産価値が下がっていきます。
では相当に築古なマンションにどれぐらいの資産価値があるのでしょうか。
また賃貸マンションならば家賃は新築と比べて、どれぐらい安くなるのでしょうか。
このてんで住宅ジャーナリストの榊敦司氏によると
資産価値は、その9割が立地で決まる
と断言しておられます。つまり
誰もが住みたくなる場所にあるマンションなら、築40年でも50年でも資産価値はある
というのです。
誰もが住みたくなる場所、関西でいうならば、阪急神戸線沿いの、西宮北口駅、夙川駅、岡本駅、芦屋川駅近くの物件でしょうか。
たしかにこのエリアの賃貸住宅の家賃は高い水準にありますし、分譲マンション価格も高いです。
しかし榊氏の言わんとしていることは、年月が経っても、立地に恵まれているマンションの資産価値は下がらないということを言っているわけではないと思います。
経年劣化による下がっていくとは思いますが、しかし下がり方が緩やかで、例えば30年超で買って、10年後に売却しても、そこそこの値段で売れる状態のことを言っておられるのだと思います。
つまり投資目的などで資産価値にこだわってマンションを購入するならば、立地について、良いか悪いかを検討することが必須になるということです。
さらに立地がよくないマンションの資産価値については
多くの人が住みたいと思わない場所のマンションなら、築10年でも資産価値が大幅に下がる。あるいは、誰も買ってくれなければ、ゼロ以下になるかもしれない
と厳しい指摘をされています。
いずれにしてもマンションを購入するにしても、賃貸住宅を建てるにしても立地がとても重要であることには間違いがありません。
専門家の意見では、立地で資産価値の9割が決まると言っておられるのですから。