緩やかなインフレ時代 資産運用をしないといけない時代になった?
先回の記事においてソニー生命の担当者が来られた時に、今後の金融についていろいろとお話されましたが、そのことについては以下の記事で扱っています。
の2つ記事においてです。
ところが今回はソニー生命の担当者が資産運用をしなければならない時代になったというてんも話されていましたので、そのてんについてとりあげてみたいと思います。
ところでこれまでは、日本においては
資産運用を特にしなくても資産を保全
することができました。
例えば1960年代~の高度経済成長時代においては、物価は上昇していったものの、お金を銀行の定期預金などに預けていれば金利もかなり高かったので、物価上昇に追いつくほどの利息を獲得することができました。
その後、時代は変わりデフレ時代に突入し、金利も大きく下がります。
しかしデフレ時代においては物価が下落していくわけですから、利息がわずかしかなくても銀行に預金をしているならば資産を保全することができました。
しかしアベノミクスによって、デフレ時代も終わりつつあり、緩やかなインフレ時代へと移行しつつあります。
ということは銀行にお金を預けていても、利息はわずかしかつかないので、価値が減少していくということになります。
ということで
「今後はややこしいかもしれませんが、資産運用をしなければならないのです」
とソニー生命の担当者が説明されました。
さらに株式投信に投資することには乱高下するリスクがありますが、
「5年10年といった長期的に見てみると、これまでは世界的には株式も下がったことはない」
とも言われました。
たしかにリーマンショックなどで株式が大きく下がったことがあったものの
「数年後にはリーマンショック以前の水準にまで戻した」
というのです。
たしかにその通りなのですが、ただ世界とは異なり日本の場合はバブル経済崩壊前の水準には、まだ戻っていないので、私個人としては、それでも不安を感じたままでしたが。
しかし今後は資産をキャッシュのままで置いていても資産価値が下がっていくというてんについては納得しました。
ということは怖さはあっても株式投資を含めた、投資信託で資産運用をしていかなければならないということなのかもしれません。