都市銀行からアパートローンをひくためには
アパート経営に詳しい人の意見によると、都市銀行からアパート経営のために融資を受けるのは現実的ではないということです。
どういうことかというと都市銀行はなかなか簡単には融資してくれないというわけです。
私も父の代から、りそな銀行からアパートローンを借りていますが、すんなりと借りれたわけではありません。
しかしほとんどの場合、全く無理だというわけでもないようです。
一定の条件をクリアすれば都市銀行も融資してくれます。
なんといっても都市銀行のアパートローンの金利は低くて魅力的ですから・・
まず都市銀行、とくに私が借りている、りそな銀行はアパートローンの提供に消極的ではありません。
最近では、アパートローン専属の社員を支店に配置して、他行でアパートローンを借りている人に近づいて借り換えを提案しています。
私も、りそな銀行のその方のお世話になっていますが、その方が言うには、農家をしながらアパート経営をしている方も多く、そのような場合はJA農協からアパートローンを借りていることが多く、JAとの付き合いから借り換えには応じてくれないとのこと。
金利面ではJAよりも有利なんですけどねぇと言っていました。
つまり都市銀行から融資をひく1つの手段は借り換えによって融資してもらうという方法です。
この場合は他行で返済実績を積み上げてきたわけですから都市銀行もそのてんは評価してくれます。
また借り換えということなので、金利面でも多少優遇してもらえるかもしれません。
もう1つの方法は、あまりおすすめしませんが、不動産管理会社と提携している都市銀行から融資してもらうという方法です。
住宅ローンで不動産販売会社と提携している都市銀行が、比較的緩い審査でローンを提供していますが、それと同じ方法です。
例えば大東建託グループの物件でしたら三井住友銀行からの融資が受けやすくなるようです。
大東建託のメインバンクが三井住友銀行なので・・
ただしこの方法では借りやすくはなるものの、不動産会社と銀行とが結託してアパートオーナーを好きなように利用される可能性もあるので用心深くありたいと思います。
私も物件は大東建託グループの管理にありますが、銀行は三井住友銀行でなく、りそな銀行なのでうまく利用される心配はありません。
りそな銀行の行員も、大東建託はあまり知らかったようですし・・。(りそな銀行は積水ハウスとは提携している?)
いずれにしても都市銀行からアパートローンを借りれれば金利面ではかなり有利です。
また行員さんも能力があり、節税のための提案などもしてくださいますし、アパート経営に役立つ情報を引き出すこともできます。
可能であれば、都市銀行からアパートローンを借りてみましょう。
追記:ウィキペディアによると都市銀行について
都市銀行(としぎんこう)とは、普通銀行のなかで、東京や大阪などの大都市に本店を構え、広域展開している日本の銀行である。略して都銀(とぎん)。法的根拠はなく、明確な基準を持たない一方で、その対象は限定されており、現在は5行(定義によっては4行)が該当する。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/都市銀行(アクセス日2019/12/3)
と書かれています。
このようにウィキペディアによると、都銀とは法的に区分されているわけではないようです。
しかし一般的には都銀というと
三菱UFJ,三井住友、みずほ、りそなGのことを指すようです。
いずれも融資の審査は厳しいものの、金利は低めで、金融商品も充実しているのが特徴だと思います。
ただ3大メガバンクについては、個人顧客についてはあまり重視していないような感もあり、主に大企業や海外取引で利益を得ているようですが、りそな銀については、比較的、個人顧客重視の姿勢なのではないかと思われます。
追記:銀行からアパートローンをひくことについては以下の記事もご覧ください。
アパート経営をするためにはどうしても最初に高額の資金が必要となります。
自己資本がたくさんあるならば、さほど問題にはならないかもしれませんが、自己資本が不足している場合、あるいは比較的大きなアパートを建てたり買ったりする場合は多くの場合、銀行からの融資を必要とします。
そのためには銀行に足を運び、融資のお願い回りをしなければならないかもしれません。
このてんで何行も足を運び何行も融資を断られたあげくに、ようやく融資に応じてくれる銀行を見つけることができたという方もおられれるようです。
一方で私のように、相続でアパート経営を受け継いだ場合は、これまでの取引銀行から引き続き融資を受けることができる可能性は高いと思います。
もちろん相続の場合でも銀行は再審査を行いますので、収入等の必要書類の提出が求められましたが・・
あまりにも問題がある場合は、相続の場合でも融資を断られるかもしれません。
ところでアパート経営の実績がなく始める場合は銀行も融資することに多少慎重になります。
当然のことですが・・
それで最初は融資を受けるために銀行を何行も回る場合があるかもしれません。
ではどうすれば有利に銀行と交渉を行い融資をひくことができるのでしょうか。
ひとつの方法はとにかく場数をこなすことです。
断られても断られれた理由をよく考えて、また次に行くという方法です。
何度でも足を運び交渉すれば、それだけ経験を積むことになり交渉力も向上していくことになります。
私の場合は相続だったので、この経験を積むことはできませんでしたが、銀行との付き合いは重要なので、銀行との交渉力は身に着けておきたかったという思いはあります。
もう1つの方法は紹介者を見つけてお願いするという方法です。
有力な紹介者がいるならば、銀行も一考せざるをえないでしょう。
支店長決済で融資ができる範囲でしたら、支店長決済で融資をひくことができるかもしれません。
有力な紹介者として物件の建設会社や管理会社などに紹介してもらうという方法もあることでしょう。
大東建託物件でしたら、大東建託が例えば三井住友銀行などに紹介するということもあるようです。
このようにアパート経営を行う多く場合、銀行から融資をひくことが課題になることがありますが、やり方次第では難しかった融資をひくことができる場合があります。(21/1/13)