建物メンテナンス 早期修繕で費用削減!!
アパートにしてもマンションにしても完成した時が最もきれいで、資産価値の高い状態にあるといえるでしょう。
しかし厳密に言えば、もうこの時から徐々に建物が劣化が始まっていると言っても過言ではありません。
もしメンテナンスはが全く施されなければ、劣化の進み具合が速くなっていくことでしょう。
よく建物は人が住まなくなれば、その家はどんどん荒れていくといわれていますが、人がいれば意識しているわけではなくても、なんらかの仕方で建物に手入れがされていることになります。
ところでアメリカに本部を置く、ある団体の建物のメンテナンスを担当している方とお会いし、会食することができました。
建物のメンテナンスに詳しい方なんだろうということで、私も大家の1人として何か参考になる情報を得ることができるのではないかと思い楽しみにしていました。
彼の言ったことをまとめてみますとメンテナンス費用については「当初の建物建築費用よりも何十年も支払い続けるメンテナス等の費用のほうが高くなっていく」とのこと。
本当にそのなのかと思いましたが、冷静に計算してみますとRC造り1億5千万円の建築費で50年使い続けると1年につき1年つき300万円と計算することができます。
じゃあ毎年、平均して300万円以上をメンテナスのために使用しているかどうかというと、清掃費用、エレベーターの点検、設備機器の交換などけっこうな費用がかかっているのは事実です。
周期的な改修工事等も合わせると、それぐらいいっても不思議ではないのかもしれません。
そこでこのメンテンスの担当者いわく費用の削減のためには「ごくごく初期の段階で傷んだ箇所を、こまめにメンテナスしていくのが結果的には費用の削減へとつながる」というのです。
「傷んでいる箇所を放置しておくと傷みがいっそうひどくなり結果的には費用が大きく膨れ上がります」とのこと。
なるほどなあと思いましたが、自物件に、どこまで当てはめることができるかは未知数です。
もちろん不動産管理会社が周期的に建物の状態を見ておられるようですが、どれだけしっかりと見てくださっているかはわかりません。
ポイントは、ごくごく初期の段階の傷みのうちに修繕するというてんですが、このてんは、おそらく十分にはできていないだろうなあと思います。