レオパレス大家が集団訴訟

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賃貸アパート。

以前のブログでアパート一括借り上げメーカーで最も苦情相談の多いメーカーがレオパレスだということについて書いたことがあります。

そのレオパレスの大家100人超がレオパレスに集団訴訟を起こすというニュースがありました。

管理戸数56万戸、大家さんは5万人前後?で、大東建託の8万人の3分の2程度と思われます。

しかし大家による苦情相談件数は大東建託よりも多く、明らかに大手一括借り上げメーカーの中では、最も不満を持つ大家さんの割合が多いといわれています。

その原告の中心はレオパレス大家さんで結成されているLPオーナー会だそうで、大手レオパレスに集団訴訟を起こすという私にとっても興味深い事例で注目しています。(大東建託物件オーナーにはレオパレス大家独自で運営しているLPオーナー会のようなものはありません)

そもそも問題になっているのはレオパレスがオーナーに提供している「家具・家電総合メンテナンスサービス」で契約上では一定期間経過後に新品と交換することになっているのが、交換されていないというてん。

しかも1戸あたり毎月2000円を大家はレオパレスに支払続けているとうものです。

1戸2000円ということは10戸所有していれば20000円を負担しているということで、大家にしてみればきちんと約束事を守ってほしいということなのでしょう。

今回の訴訟によって大家側が一花咲かせるだろうか。

レオパレス側は「期間が経過しても新しい物に交換していないが、メンテナンスはしているために、返金ができない」という回答です。

この訴訟どうなることでしょうか。

あそらく明確に契約書に新品交換のことが書かれているのならば、レオパレス側が不利のようで、会社の名を傷つけないためにもレオパレスが、なんらかの譲歩をするかもしれません。

ところでこの訴訟が関心をひくのは、サブリース契約の場合、多くの場合、大家は不動産についての知識があまりなく、メーカーにうまく利用される可能性があるというリスクがあります。

いってみれば労働組合がない会社の従業員のようなもので、いわば経営者に利用されるだけ利用されるようなものかもしれません。

そのなかで集団訴訟という形で、メーカーのやり方に異議を唱え、法に訴えるという手法は、サブリース業者と大家の関係に多少の変化を与えるのではないかと思われます。

さて今後どうなっていくのか注目です。

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