東京の一等地の大手不動産会社販売のタワマンで施工不良騒動
以前にアパートローンを借りている銀行の行員さんが来られた時のことですが、その行員さん、将来はタワーマンションを買えるように頑張ります、と言われていました。
それを聞いて、内心「頑張るのはいいけど、タワーマンションを目標にするのはやめといたほうがいいんじゃない」と思いました。
というのもタワーマンションは憧れの住居なのかもしれませんが、トラブルが多いのも事実だからです。
そのようななか夕刊フジ(ZAKZAK)2021/5/24の榊淳司さんのマンション業界の秘密の「曲がり角のタワマン、そろそろブーム終わる!? 完成途上の住形態、ソフト面での疑問点も…超高層住宅に抱く“幻想”」 という記事を読んでみてますますタワーマンションは買わない方が良いという信念が深まりました。
その記事によると、東京の一等地で、名の知れた大手不動産会社S社が販売したタワーマンションで、価格は9000万円~2億円程度の高額物件です。
しかし住人が住んでみて、どうもおかしいということに気づき始め、調査してもらったところ、重大な施工ミスが生じていたことがわかったとのことです。
このS社ですが、もちろん東京だけでなく全国でマンション販売をてがける会社で、業界のなかでは売上高では5位内に入っているという会社です。
このトラブルについてはネットで検索してみると、具体的な内容の記事も見つけ出すこともできます。
いずれにしても、名の知れた大手だから大丈夫ということではないことを、この事例は示しています。
そもそも施工のあたるのは、不動産会社の下請け会社で、さらにその下請けが施工にあたるという仕方で工事が行われるので、厳しい監督が行われなければ、施工不良は行われやすくなってしまいます。
それにしても9000万円~2億円というと、賃貸アパートやマンションの1棟ぐらいの価格でしょうか。
賃貸アパートでもレオパレス21の大規模な施工不良で大騒ぎになったことがありますが、それでもレオパレスのオーナーさんには賃料は支払われましたし、改修工事もレオパレスの責任で行われます。
しかし高額のマンションとなると、不動産会社によってどのくらい補償してもらえるのでしょうか。
今回は大手のS社ということで、会社のブランドに深い傷がつかないようにするためにも補償のための交渉が行われているようですが、それがもし名の知られてない小さな会社ならば、補償されないかもしれません。
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