人気があるグレード設備のマンション
昔のアパートといえば、トイレは共同トイレ、そして浴室はないといったアパートが数多くありましたが、今ではそのようなアパートはほとんどみかけなくなりました。
そして今では、設備がある程度、充実していなければ、なかなか入居者が見つからないのです。
私の近隣エリアのアパートマンションも以前はオートロック式でなかったのが、オートロック式のマンションに改装したり、と設備の充実を図っているマンションも少なくありません。
入居者は設備充実型の部屋を望んでいる
私の知人が住んでいるマンションはもともと事務所を住居用に改装した部屋に住んでいるのですが、元事務所だっただけあり部屋そのものは、かなり広いのですが、設備面になると、洗面器と便器が一体のユニットバスであまり充実していないというのが実情です。
よって家賃はこのエリアの相場と比較して破格の安さの38000円そして管理費は0円です。
つまり今の時代は、ある程度、設備が充実していなければ、十分な家賃をいただくことができないのです。
部屋の広さも家賃にある程度、反映されますが、部屋が広ければ良いというわけではなく、設備が充実していなければ部屋の広さは、さほど大きな魅力にはならないようです。
では具体的にどのような設備が求められているのでしょうか。
まず一時期流行した洗面器、便器が一体のユニットバスですが、今はほとんど人気がないようです。
誰かが入浴中であるならばトイレが使えないという理由からだそうですが、それぞれ独立タイプにする必要があるようです。
そして浴室にはシャワーを付けるのが条件です。
私はシャワーそのものはあまり使いませんが(洗面器で浴槽の水を汲んで体にかけるので)しかし私より若い世代はシャワーを必要としているのでしょうか。
また最近はコンセントの数が必要になってきました。
パソコンや周辺機器がコンセントを必要としていますし、なにせ電源を必要とする機器がやたら多くなっています。
正直、私の住んでいる部屋もコンセントは不足気味で、たこ足配線状態になっています。
つまりコンセントの数の充実も求められているといえるでしょう。
いずれにしても、どのような設備が求められているかは建設会社もよく熟知しているものと思われます。
アパート事業を行っていくうえで、メーカーからの設備に関する提案があれば可能であれば受け入れていきたいものです。
追記:他にも需要の高い設備があります。
そのてんについては以下の記事をご覧ください。
最近はオートロックのアパートあるいはマンションが増えてきました。
なかには以前はオートロックでなかったアパートが最近、改装工事を行ってオートロックアパートになったところもあります。
最近の入居者の傾向としては比較的、長期間住むことを前提に賃貸物件を選んでいること、そのためには気に入った設備が整っていることが、入居を決める判断材料になっているようです。
そして単身者向けアパートの入居者の求めている設備の1つがセキュリティに関する設備です。
というのも
多くの入居者がセキュリティの整った物件を求めている
からです。
セキュリティ賃貸を謳い文句に宣伝しているハウスメーカーもありますが、現在のアパートやマンションには必須の設備になりつつあります。
例えばオートロックによって完全にセキュリティが確保されるわけではありませんが、しかしオートロックであることによる安心感といったものはあります。
セールス等の訪問者が多い中、オートロックならば断わりやすいですし、部屋の中に入り込まれる心配もほとんどありません。
またオートロックアパートはセールス等の訪問者も訪問しにくく訪問者数も減ることでしょう。
そしてさらなるセキュリティの充実を図って防犯カメラを設置するならばさらに入居者さんに安心感を与えることでしょう。
もちろん防犯カメラを設置するとなるとアパートオーナーにそれなりの費用負担が発生することにもなります。
さらに最近の入居者の求めている設備に浴室乾燥機があります。
この設備が求められているのは私の経験則からもわかります。
私の所有物件で修理依頼が多い設備の1つが浴室乾燥機なのです。
つまり入居者さんは浴室乾燥機をよく活用されているのです。
確かに冬場や雨の多い時期はベランダに洗濯物を干しにくいですし、女性入居者になると、むやみやたりにベランダに洗濯物を干すのを嫌がる人もいるようです。
浴室乾燥機があるかどうかで入居を判断する方も、今後は増えていくものと思われます。
今回は入居者さんが賃貸住宅に求めているものとしてセキュリティと浴室乾燥機の2点を取り上げました。
この情報はアパート経営者だけでなく、これから賃貸物件を探そうとしている方にも参考になればと思っています。20/10/9