小規模マンションオーナーの日記


7月 02, 2019

家賃滞納者を一方的に追い出すのが違法になるかも?


花画像

家賃滞納者は昔も今も存在する。

昔の賃貸住宅経営の大きなリスクとはと考えると昔は

家賃滞納が大きなリスク

だったかもしれません。

例えば数カ月間も家賃滞納し、その後、夜逃げをして姿をくらまされて大損害が被ってしまった大家さんは少なくなかったようです。

しかし今は昔ほど家賃滞納がリスクだと思わない大家さんは少なくありません。

例えば一括借り上げの場合は、入居者が家賃滞納しても、オーナーに支払われる賃料は変わりません。

この場合は、管理会社が家賃滞納に対処します。

さらに最近はどうでしょうか。

最近は家賃保証会社の存在も大家の家賃滞納リスクを軽減させるものとなっています。

というのも家賃保証会社が、もしも入居者が家賃滞納しても、入居者に替わって賃料を支払ってくれるからです。

ただし家賃保証会社に支払う手数料は入居者が支払うことになります。

例えば賃貸契約を締結するにさいして、保証人がいないとか、保証人がいても頼りないと思われる場合は、家賃保証会社との契約をすることが求められます。

そして家賃保証会社に手数料を支払い契約した後に賃貸契約を締結するといったケースが、スタンダードになりつつあります。

 

ところで入居者が家賃を滞納すると、家賃保証会社が入居者に替わってオーナーに家賃を支払うとともに、家賃保証会社は入居者にアクションを起こします。

賃貸マンション画像

完成間近の賃貸マンション。

このとき問題になるのは家賃保証会社は入居者を一方的に

追い出すことができるか

というてんです。

この追い出しについての裁判が行われました。

この裁判について産経新聞2019/6/21の「マンション「追い出し条項」は違法 大阪地裁判決」という記事には

賃貸マンションなどで借り主が家賃を滞納した場合に強制的に退去を迫る「追い出し行為」につながる契約条項は消費者契約法に違反するとして、大阪市のNPO法人「消費者支援機構関西」が家賃保証会社「フォーシーズ」(東京)に条項の差し止めを求めた訴訟の判決が21日、大阪地裁であった。西村欣也(きんや)裁判長は一部の条項を違法と判断、差し止めを命じた。・・法的手続きを経ずに一方的に持ち物を搬出・保管するのは「借り主の占有権を侵害する」と認め、条項は違法と判断した。

引用:https://www.sankei.com/west/news/190621/wst1906210049-n1.html(アクセス日2019/6/23)

と書かれています。

このように法的手続きを経ずに一方的に入居者の持ち物を搬出・保管をする追い出し行為は「借り主の占有権を侵害する」という判断が下されたのです。

もちろんこの判決はまだ地裁の判断なので、最高裁まで争われることになるのかもしれません。

しかし法的手続きを経ない追い出し行為が違法となると、家賃滞納者を追い出すのに、手間がかかることになり、このことは貸主にとっては良いことではありません。

今後どうなるかは見守るかもしれませんが、再び家賃滞納リスクが意識されることがないようにと願うところです。

 

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