小規模マンションオーナーの日記


8月 12, 2017

あの積水ハウスが巨額の詐欺に遭う


一括借り上げによるアパート経営が2000年以降増えるにつれて、地主が建設会社に騙されたと訴えることが多くなってきたようです。

空室になっても家賃は保証されるという魅力的に思えるシステムにのってしまったのでしょう。

またなんとか相続税対策を行わなければならないと考えていた地主さんにとってもアパート経営、しかも一括借り上げによる、手のかからないアパート経営は入りやすかったのかもしれません。

しかし、一括借り上げによるアパート経営によるデメリットも、認知されるようになり、それとともに「こんなはずではなかった」と悔やむ地主さんも増えてきたように思われます。

一方で大手の一括借り上げ業者にとっては、巧みに勧誘し、地主さんを取り込むことができたことで、多くの場合、法的な罪に問われることはありません。

あくまでも合法的なビジネスの一環として行っているので、法的には問題がないのです。

ということで、どんなに地主さんが、騙されてと感じていてもどうしようもありません。

ところで今回は、

一括借り上げも行っている、あの積水ハウスが詐欺に遭った

というニュースです。

2017年8月上旬は積水ハウス関連のニュースは、この件でもちきりです。

そもそも事件の内容とは、積水ハウスがマンション建設のために、土地を購入しようとして、地主(後に偽の地主だということが発覚する)さんに63億円という大金を支払ったものの、支払った相手が偽の地主なので、購入手続きができなくなったといニュースです。

そして大金を受け取った偽地主も大金を持ったまま姿をくらまし、積水ハウスにしてみれば、

支払った63億円を騙し取られた状態です。

今回の事件は立派な犯罪行為ですが、偽地主を見つけ出して大金を取り返すことができるのかどうかはわかりません。

一説によると積水ハウスが今回の不動産取引を依頼した司法書士に損害賠償を請求するとのニュースもありますが、もしそうなると、その司法書士、破産宣告をするしかないようです。

いずれにしても大金の絡む不動産取引、1つの過失で大きな損失を被る可能性のある、怖い取引にもなるものです。

アパートマンション経営地主さんが建設会社に騙されたという訴えも深刻かもしれませんが、積水ハウスの今回の事件はもっと深刻です。

いずれにしても、アパート経営を含む不動産取引、1つの過失がおおきな損失へとつながる取引なので慎重でありたいものです。

 

追記:積水ハウスにしてみれば、数十億円の損失は大きなダメージとまではいきませんが、この事件をきっかけにして積水ハウスの経営陣にはゴタゴタが生じるようになりました。

ウィキペディアには

事件の責任を取る形で、会長の和田勇と社長の阿部俊則(いずれも当時)は2か月間、減俸20%、ほかの取締役は減俸10%とする処分を発表した

積水ハウス

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/積水ハウス#土地購入をめぐる詐欺被害(アクセス日2020/4/7)

と書かれていますが、その後、和田会長は経営陣から締め出されることになり、締め出された和田元会長のグループと現経営陣の対立が生じるようになっています。

そのような意味ではインパクトのある事件だったといえます。

 

またこの事件の舞台となった五反田の土地ですが、結局は積水ハウスのライバル会社、旭化成グループの所有となりました。

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