賃貸契約更新時にかかる費用
先日、友人が近づいてきて、見てほしい書類があるといって送られてきた書類の中身を見てみますと、火災保険の更新のお知らせでした。
賃貸暮らしの長い友人ですが、以前住んでいた物件では火災保険を支払ったことがなく?今回、移り住んだ物件で初めて、2年前に加入した保険の更新のお知らせがきたようで、戸惑っていたようです。
保険料は2年間で15000円。
通常の価格のようですし、コンビニでも支払えるということで、すぐにそのまま支払ったほうが良いと言っておきました。
通常、きちんとした不動産管理会社の物件ならば火災保険に加入することを強く勧められると思います。
そして賃貸住宅の契約更新が2年ですが、火災保険についても更新時のころに保険料を支払うことになります。
ところで私の所有マンションは大東建託パートナーズの管理のもとにありますが、入居者の契約更新は2年となっています。
そして火災保険の加入も求められますので、更新の頃に2年間の火災保険料を支払うことになります。
そして大東建託パートナーズの場合は、2年更新時の半年前に更新のお知らせが入居者にいくようで、だいたい1カ月~3カ月前に更新される方が多いように思います。(更新手数料はかからなかったと思います)
これまでの経験からすると更新をしないで退去したという方は、ほとんどおられません。
2年分の火災保険料を支払って、入居し続けてくださいます。
ところで更新時で問題となる事があるのは家賃です。
というのも入居者によっては家賃が値上げとなる場合があるのです。
なぜ、今の時代値上げなのでしょうか。
実のところ大東建託の家賃は査定家賃を基準に家賃を決めています。
この査定家賃、大東建託の家賃査定の部署で相場家賃をもとにして決められます。
ところで募集時の家賃は査定家賃をもとに決められますが、どうしても入居者が決まらない場合、募集家賃は査定家賃を下回ることがあります。
そして査定家賃を下回った募集家賃で入居者が決まった場合、2年更新のさいに査定家賃に近づけるために入居家賃を値上げしていくのです。
逆に、2年更新のさいに入居家賃が査定家賃を上回ってる場合、家賃が値下げになることはありません。
それではこの査定家賃がいくらなのかということですが、通常入居者は知りません。
ですから割高な家賃を支払い続けている入居者も少なからずおられます。
不動産業界はそれが通常のことで、家賃が割高だと思うのならば、更新時に値下げ交渉をするしかないでしょう。