小規模マンションオーナーの日記


12月 01, 2019

入居者が修理業者を手配して修理代金をオーナーに負わせることは許されている


私のある知り合いは、戸建住宅で賃貸暮らしをしています。

建物は古い木造の建物で2階建ての住宅です。

この住宅、お庭もあり、しかも広いので、気に入ってこの住宅に家族で住んでいるというわけですが、住んでいると2階の部屋で雨漏りをすることがわかりました。

雨漏りを、ほっておくと建物も傷んできますし、家財も雨漏りで損失してしまうこともあります。

そこでこの建物を管理している管理会社に、修理をしてほしいとの連絡をいれたとのことです。

しかし待てども待てども修理ををしてくれません。

そこで再度、管理会社に連絡して修理の件を話したそうですが、それでも修理が行われません。

管理会社のそのような態度に、知り合いも、さすがに苛立っていましたが、私としては「最近は風水害被害で損傷した建物が多くて、修理業者を手配しようにもなかなか手配できないのではないかと」と言っておきましたが、この知り合いもついについに、しびれを切らし独自で修理業者を探して修理をしてもらうことにしたそうです。

そして実際に修理をしてもらいました。

どのようやら瓦屋根の一部が傷んでいて、そこから雨漏りをしているとのことで、その部分の補修工事を行ってもらったのことです。

そして雨漏りは解消されたとのことです。

花画像

法的には建物オーナーが建物修理の責任を負っている。

そしてその修理の修理代金を管理会社を通して建物オーナーに負わせるようにしたそうです。

結果的には、そのことで管理会社ともめることはなく、この知り合いが修理代金を支払うことはなかったようですが問題はこのような事柄が許されるかというてんです。

結論からいうと、賃借人である入居者が勝手に修理してもそれは許され、しかも賃借人である入居者が費用を負担することもないんだそうです。

そのことが民法で認められており

民法第607条の2(賃借人による修繕)
賃借物の修繕が必要である場合において、次に掲げるときは、賃借人は、その修繕をすることができる。
一 賃借人が賃貸人に修繕が必要である旨を通知し、又は賃貸人がその旨を知ったにもかかわらず、賃貸人が相当の期間内に必要な修繕をしないとき。
二 急迫の事情があるとき。

 

民法第606条(賃借人による費用の償還請求)賃借人は、賃借物について賃貸人の負担に属する必要費を支出したときは、賃貸人に対し、直ちにその償還を請求することができる。

と記されているのです。

このようにオーナーさんに修理依頼をしても、なかなか修理をしてもらえない場合は独自で修理業者を手配して修理してもらい、修理代金をオーナーに負わせることができるということになっているのです。

となるとオーナーとしては、やはり修理の依頼があるならば、迅速に修理を手配するのが無難ということになるのではないでしょうか。

入居者の手配した修理代金が、びっくりするほど高いとなると困ったものです。

 

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