保険は老朽化によるトラブルは補償しない😿
私の知人は築30年以上の古いマンションに住んでいます。
2階の部屋を借りていますが、ある時、1階に水漏れしていることが発覚します。
原因を調べてみると、知人の部屋のユニットバスの不具合によって生じていることがわかりました。
今どきユニットバスというのも珍しくなってきましたが、水漏れを抑えるためにユニットバスの交換工事を行うことになりました。
ところが、なかなか今の時代はユニットバスそのものがあまり売られていない時代です。
ですからユニットバスの費用そのものも高くなっている可能性がありますし、工事も2日~3日かけて行うものなので、工事費用も相当額かかるものと思われます。
ところでこの費用、だれが負担するのでしょうか。
賃貸住宅なのでこのマンションのオーナーが負担することになります。
しかしマンションオーナーにとってこの費用負担はきついです。
そこで頼りになるのが損害保険ですが、どうやらこのマンションのオーナーさん、こういうケースの場合に補償してもらえる保険に加入されているようで、保険会社が支払ってくれるとのこと。
このように損害保険はアパートマンションオーナーにとって頼りになるものですが、全く安心というわけではないのです。
といのも損害保険の補償の原則に老朽化による場合は、補償の対象外になるという決まり事のようなものがあるのです。
つまりは補償対象になるのは、突発的な事故によるものというのが前提になるのです。
以前のブログ記事で大東ワランティサービスが老朽化によるものは対象外ということについて書いたことがありますが、損害保険の場合はそういう決まり事に縛られているのです。
そこで判断が難しいのはトラブルが生じた場合、それが老朽化によるものなのか、それとも突発的な事故によるものかとうことになりますが、知人宅で起きた水漏れはどちらにも判断できるようなケースですが、保険対象にするように事を進めるとのことです。
つまりは判断に迷う場合は、管理会社と工事の施行業者によって判断されということなのでしょうか。(保険会社によって明らかに老朽化によるものとみなされるならば保険の請求は却下されると思います)
それにしても心情的には管理会社としてはオーナーさんにとっていいように事を進めたいことでしょう。