大東建託も労基署から是正勧告😿
ブラック企業大賞というものが毎年、公表されますが、毎年毎年、あの会社がといった感じで、名前の知れた会社が不名誉にも選ばれていいます。
私がお世話になっている大東建託も、この何年かは選ばれていませんでしたが、次回は選ばれてしまう可能性が生じています。
というのも朝日新聞2018年7月2日の「大東建託、長時間労働に是正勧告 「過少申告」証言も」という記事には
賃貸住宅建設大手の大東建託(東京)の神奈川県内の支店が、労使協定で定める上限を超えて社員に長時間労働をさせたとして、6月上旬に労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かった。
と書かれていました。
しかもなお悪いことに上記の記事には
この支店以外の複数の社員や元社員も、営業実績を残すための長時間労働を求められる一方で、残業時間が労使協定の上限を超えないように実際よりも少なく申告していたと証言する。勤務時間中でもパソコンの電源を落としたり、運転記録が残る社有車を使わずに営業したりして、残業の記録が残らないようにしたという。
と書かれており、複数の支店で適切でない長時間労働を行っていても、わざわざそれを隠蔽するかのような姑息な事が行われていたとも指摘されています。
この記事を読んで、大東オーナーとしては「何をやっているんだ」ととても残念に思いましたが、アノ朝日新聞が報じたということで、インパクトは少なからずあるのではないかと思います。
政治や経済ニュースには多少?な朝日新聞ですが、しかし社会の問題を扱うニュースには、信ぴょう性があり、数年前にも一括借り上げによるアパート経営についての問題を取り上げた記事は社会的な影響も大きかったように思います。
私もその記事は読みましたが、書いていることには「なるほど」と思わせる内容で、一括借り上げで賃貸住宅経営をしている私にも考えさせる内容の記事でした。
ところで今回の事柄で、ダメージを受けるのは大東建託です。
そしてその影響が物件オーナーにも及ばないようにと願うばかりです。
レオパレス21が違法建築で、かなりのダメージを受けているようですが、大東建託の場合は強力な営業体制が強みであると同時にアキレス腱でもありました。
大東建託の批評の多くが、行き過ぎた営業に向けられているようですが、大東建託側も営業のあり方に調整を加えていかなければならないでしょう。
でなければ世間から「ブラック企業」とみなされてしまうと、優秀な社員も集まらなくなってしまいますし、サブリースの命綱ともいえる入居率にも影を落とすような事になりかねないからです。