小規模マンションオーナーの日記


4月 11, 2017

サブリースと借地借家法

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賃借人にとって借地借家法は大きな法的な盾となっている。

以前のブログでレオパレス大家の訴訟について書いたことがありますが、表面だけを見ると大家さんたちのほうが有利に思えるのですが、しかし実際のところは借地借家法という大きな壁が存在しています。

というのも借地借家法、もともとは賃借人を法的に保護するための法律なのですが、奇妙なことにサブリースでアパートマンションを経営している場合は、賃借人はサブリース会社になるんだそうです。

法律はそのものは弱者救済の意味合いがあるものですが、通常は大家と賃借人の場合は、大家が強者で賃借人が弱者のような関係になるのかもしれません。

過去に常識のはずれた大家が賃借人に、周辺相場よりもはるかに高い家賃を要求したり、退去時に原状回復費用といって改修費用までもぼったくたり、大家の都合で一方的に退去を要求したりと、賃借人がひどい目に遭ったために借地借家法が制定されたものと思われます。

もちろん大半の大家さんたちは、誠実に事にあたってきたものと思いますが、なかにはヤクザのような大家さんや物件管理会社もいて、大変な目に遭ってきた賃借人もいたんだと思います。

ですから借地借家法そのものは、必要だと思いますし、それによって不当な扱いを受けずにすんだ賃借人も多いのだと思います。

賃貸アパート画像

サブリースの代表格の1つレオパレス21のアパート。

しかしサブリースになると、賃借人がサブリース会社になり、どう考えても大家が弱者で賃借人になるサブリース会社が強者になります。

しかも借地借家法によると強者であるサブリース会社にとって有利になるような効力があるのです。

例えば当初は大家に支払われる家賃10年保証で変わらずを約束しても、周辺相場が下がったなどを理由づけて大家に支払われる家賃を下げても借地借家法によって認められてしまうのです。

さらに大家のほうが他社に管理替えしたくても、サブリース会社が拒否するならば正当な理由なくしては管理替えを行うことができませんし、逆に30年ないしは35年の契約を謳っていてもサブリース会社の側が契約を途中で解約することも借地借家法によって可能になるのです。

こういった事で泣かされた大家もおられることと思いますが、いた仕方のない事柄です。

ところでレオパレス大家の訴訟の判例によってなんらかの目新しい事柄が示されるのでしょうか。

 

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4 thoughts on “サブリースと借地借家法

  1. なな より:

    借地借家法は弱い立場の個人を守る消費者保護法的側面が強いんですよ
    それはいいことですが、一方でサブリース会社に悪用されています。
    借地借家法でも業者間契約については適用範囲を変えるしかないですね
    法律を変えるしか手はないと思います

    1. k64245288 k64245288 より:

      コメントありがとうございます。今後もよろしくお願いします。

  2. MM より:

    ブログ、大変勉強になります。
    自分のブログの記事(https://ameblo.jp/max-m-inc/entry-12496707573.html)を書くために、こちらの記事を引用させていただきました。
    事後報告になりまして申し訳ありません。
    よろしくお願いいたします。

    1. k64245288 k64245288 より:

      記事を読んでくださりありがとうございます。どうぞ引用なさってください。

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