レオパレス21に米ファンドによる救いの手 状況が好転?
2019年にアパート施工不良が公になってから、窮地のレオパレス21.
債務超過の2020年6月に100億円超になり、かなり厳しい状況に置かれ、このままでは本当に経営破たんしてしまうのではないかと思われていましたが、一転、救いの手が差し伸べられました。
このてんについて日本経済新聞2020/9/30の「レオパレス、米ファンドが支援 債務超過解消へ」という記事には
経営再建中のレオパレス21に対し、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループが支援する方針を固めた。出資や融資で合わせて約600億円を出すもよう。レオパレスは施工不良問題が響き、2020年6月末時点で118億円の債務超過に陥っていた。不動産分野に強みを持つファンドの資金やノウハウを活用し、経営の立て直しを目指す。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64370180Z20C20A9MM8000/(アクセス日2020/9/30)
と報じました。
よくぞ支援へと決断してくれたと、レオパレス21のステークホルダーは安堵したことでしょう。
これでまずは株価も、暴落は免れそうで、株主にとてっはヤレヤレといったところでしょう。
またレオパレス21に巨額融資をしている金融機関、三井住友銀行やりそな銀行も、債務超過が一気に解消されそうで、とりあえずは一安心といったところかもしれません。
ところでこの米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループですが、どのような組織なのでしょうか。
どうやらこのグループは不動産に強みのあるグループのようで、2018年には日本の三菱マテリアルの不動産子会社も買収しているようです。
そしてその買収した不動産会社は「ビレッジハウス」のブランド名で、全国で賃貸住宅も運営しているとのことです。
なので将来的には、「ビレッジハウス」と「レオパレス」が協業することになるかもしれません。
なのでレオパレス21の現従業員やアパートオーナーが今後どうなるかは、「ビレッジハウス」を見れば、ある程度わかることでしょう。
ちなみにフォートレス・インベストメント・グループは日本のソフトバンクグループの傘下にあるようです。
しかし米国の規制により、ソフトバンクグループはフォートレスの投資方針などに介入できないということになっていますので、ソフトバンクがレオパレス21に影響を及ぼすわけではないようです。
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