国民年金保険料 支払い方によって大きなメリットが
今朝、早朝にポストを見に行きますと新聞とともに、日本年金機構より国民年金保険料納付書が入っていました。もうそろそろく来ると思っていましたが、今朝届いていました。
早速、開封してみると、今年の保険料は
1か月16260円になっていました。
自分の若かったころと比べて、随分と高くなったものです。
妻の分も届いていましたので、明日にでも1年分、一括して取引銀行に行って支払らおうと思いました。
ところで国民年金は半年、あるいは1年前納すれば幾らかの割引を受けることができます。
例えば今年の場合は下記の表のようになります。
毎月納付した場合 | 前納額 | 割引額 | |
1年前納 | 195120 | 191660 | 3460 |
上期前納 | 97560 | 96770 | 790 |
下期前納 | 97560 | 96770 | 790 |
上期前納とは半年一括払いで支払い期限が平成28年5月2日となっています。一方下期前納も半年一括払いですが支払い期限が平成28年10月31日となっています。
このように見てみますと前納するならば明らかに1年一括払いがお得であることがわかります。私の場合、妻の分も含めて1年一括払いにすると
6920円の割引を受けることができます。
どうせ前納するならば1年一括払いがおすすめです。
ところで国民年金の支払いとマンション事業とはどう関係しているのでしょうか。
直接、マンション事業と国民年金が関係しているわけではありませんが、節税とういう視点では、メリットがあります。
社会保険の場合、支払った保険料はそのまま全額、控除の対象になるからです。しかも国民年金については、配偶者の支払い分も控除の対象にすることができるのです。(一方でなぜか確定拠出年金については、配偶者の分を支払っても控除の対象にならないようです)
今回でしたら妻の分と合わせて383320円を支払うその額を控除として来年春の確定申告のさいに記入することができます。
約40万円ですから、おおざっぱな計算ですが、住民税が約4万円、所得税が約2万円以上の節税効果を期待することができます。つまり少なくとも6万円の節税になるのです。
もちろん、これは不動産収入やその他の所得が一定以上あって課税所得がしっかりとある場合に節税を期待できるわけで、不動産収支が大赤字で、課税所得もあまりない場合は支払った保険料は節税についてはなんの効果もありません。
それで国民年金の保険料は、大きな儲けがある年にたくさん支払い、儲けがない年は、あまり支払わないといった工夫もできるかもしれません。
つまり支払い方で大きな節税効果があるのです。