小規模マンションオーナーの日記


8月 30, 2020

ワンルームマンションがコロナで危うい 学生賃貸需要減で


ウイズコロナの時代にあって、以前になかったような社会の変化が生じています。

その1つが、学生賃貸のようです。

このてんでZAKZAK2020/8/17の「大学の遠隔授業導入で…賃貸物件の需要激減も?」という記事には

東京の大学に入学した地方出身の1年生は、高い家賃を払うワンルームマンションやアパートではなく、地方の実家で生活しているケースも多いだろう。2年生以上も、東京にいてもほとんどアルバイトがないので、実家に帰っているかもしれない。4年生の就活も、面接がパソコンを介してだったりしている。つまり、テレワークが普及すると、学生は、大学に毎日通える場所に住まなくてもよくなるかもしれないのだ。・・月に1回や2回の登校で済むのなら、大学の近くに借りる必要性はなく、それこそホテルや民泊を利用すればいい。ということは、今後、大学でのテレワーク講義の導入が進むにつれ、周辺エリアの賃貸物件の需要は激減する。

引用:https://www.zakzak.co.jp/eco/news/200817/ecn2008170001-n1.html(アクセス2020/8/19)

と書かれていました。

アパート画像

レオパレス21管理のアパート。

このようにこれまでは学生賃貸は大きな大学があるエリアにおいては、有望なビジネスとなっていました。

とりわけ近年は

昔はデメリットだらけの学生賃貸 今は有望市場!!

という記事にありますように

その理由の1つが、外国人留学生の増加です。 留学生なので、どこかで賃貸暮らしをしなければなりません。 しかも資産家のご子息であるならば、多少家賃の高い物件でも賃貸してくれます。

さらに別の理由として、少子化によって親が子供にかける費用を惜しまなくなったというてんもあるようです。 親としては子供に快適な学生生活を送ってほしいとの願いから、多少家賃が高い物件でも十分に支援してくれる傾向があるようです。 こういった理由で、今は学生賃貸が有望視されているようです。

ということで学生賃貸は有望だったのですが・・

 

しかし新型コロナウイルスまん延で、思惑が外れてしまったようです。

まず外国人留学生が、来日できなくなり、外国人学生需要がほぼ0になっています。

このてんではレオパレス21の物件が大きな影響を受けているようで、入居率が80%割れになっています。

さらに大学のオンライン授業が定着化しつつありますが、オンラインでも単位を取ることができ、卒業することができるならば、大学の近くに賃貸住宅を借りる必要性がなくなってしまうことになり、大学生依存の賃貸住宅には大きな影響がでる懸念があるというのです。

 

新型コロナウイルスのまん延は、2020年が始まったころは想定外の事柄であり、年初は前途が明るかった学生賃貸に突然に暗雲が垂れ込めたといった感じなのかもしれません。

 

 

追記:学生賃貸のリスクについては以下の記事も参考になさってください。

1つの大企業が大きな工場を、ある地方都市に構えていると、その都市は潤います。 というのも、その大きな工場で働く従業員が、多くその街に住むようになるからです。

その従業員には、正社員もいれば一時雇用の従業員もいることでしょう。

これらの従業員の住居の必要のために、賃貸住宅需要も高くなります。

そして確かに、この大きな工場が存続している限り、その賃貸住宅経営はうまくいくかもしれません。

しかし順調な賃貸住宅経営の条件は、その大きな工場が存続すること、しかも十分に稼働し続けていることにあります。  

ですからもしも、この企業の経営が厳しくなって、工場で働く従業員を大規模にリストラするとなるとどうなるでしょうか。

この街にある賃貸住宅需要はあっという間に下がり空室が目立つようになってしまうかもしれません。 さらに工場そのものが閉鎖になるということもあり得るでしょう。

今の世の中、そのような事柄は十分にあり得ることです。

電機業界でも自動車業界でも、医薬品業界でもそのような事柄が生じています。 そして今後も大企業の大きな工場の大規模なリストラや閉鎖といった事態は生じることでしょう。

つまりは1つの大きな工場の従業員の需要に依存した賃貸住宅経営には大きなリスクがあるのです。

アパート画像

賃貸住宅需要は変化していく。

これと同じ原理ですが、地方都市には大きな大学がある地域もあります。

こののような都市では大学に依存した賃貸住宅が多々あるかもしれません。

しかし大学運営も今の時代、決して容易ではありません。

今後は人口減少が進み、人気のない大学では大学生が集まらずに縮小させる傾向があるでしょう。

さらに大学も郊外から都心部への移転を進めていく場合もあります。 このような場合、もしも地方都市にある大学が規模を縮小させたり、閉鎖になったりすると、あっという間に賃貸需要が下がりアパート経営が厳しくなるでしょう。

東京の都心部では、当分はそのような事柄はあり得ないことですが、地方ではあり得ることです。

つまりは地方において大学需要に依存している賃貸住宅経営にも大きなリスクがあるのです。  

ですから目先の需要だけで、アパート経営のエリアを選ぶさいには注意が必要です。 目先のことだけでなく、長期的に需要が見込めるかどうかを見極めることが重要なのです。  

 

追記:住居においても、以前は郊外の環境の良い場所への移転がしきりに行われていた時代がありました。

いわゆる山を切り開いたニュータウンという街ですが、今では都心部からから離れたニュータウンは衰退していると言われています。

むしろ今では都心部にタワーマンションなどが乱立するようになり、利便性の高い都心部での生活へと向かっています。 それと同じように、大学も郊外から都心部への流れが時代の主流となっているようです。

ではなぜ都心なのでしょうか。

幾つかの理由がありますが

①都心のほうがグローバル化、スピード化の時代の流れに合致している。

②高層化の校舎の建築が以前よりも容易になった。

③利便性の高いエリアのほうが学生が集まりやすい。

という事情があるようです。

いずれにしても、郊外から都心への流れは当分続きそうで、郊外の大学に依存したアパート経営にはリスクがつきまとうことでしょう。

このことは企業や工場でも同じことが言えます。 人手不足の時代、どうしても職場は郊外よりも都心部でという傾向があるようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA