部屋の修繕工事ってこんなにも費用がかかる😟
アパートマンションオーナーにとって自物件の修繕は避けてとおることのできないものです。
そしてそこで気になるのが修繕費用ですが、最近、部屋内の修繕費用について考えさせるニュースが報道されました。
そのニュースとは公営住宅のなかで猫屋敷化した部屋の修繕についてのニュースですが、今後ペット飼育可の流れが強まっていくなかで、万が一猫屋敷のような状態になった場合の原状回復にどれぐらいの費用がかかるのかの参考にもなるかもしれません。
ところで具体的な内容ですが、産経新聞2017年11月8日の「猫53匹放置の女性に1000万円請求へ 神戸市、市営住宅修繕で異例の全額求める」という記事によると
神戸市東灘区の市営住宅で、神戸地裁から異臭による迷惑行為で強制退去処分を受けた40代女性が猫53匹を放置していた問題で、神戸市が女性に対し部屋の修繕費の全額となる約1千万円を請求する方針であることが7日分かった。・・女性が住んでいたのは、同区魚崎南町の市営住宅3階の一室。市は畳や床板の交換などの修繕費約670万円や、消臭・消毒にかかる約260万円などを請求する。すでに3DK(約60平方メートル)の部屋から大型トラック1台分の猫の糞尿を撤去したが、消臭作業にも1~2年かかる見通しだ。
と報じています。
ズバリこのケースの場合の修繕費用は1000万円になるそうです。
内訳は消毒・消臭で約260万円。
その他、修繕費用が約670万円かかるということです。
正直、かなり高いなあと思いましたが、消臭作業に1~2年もかかるということなので、その間、家賃が入らないということも計算に含まれているのかもしれません。
それにしてもこのたびは猫屋敷化による消毒・消臭作業ということですが、その他にも消毒・消臭が必要となるケースが生じることと思います。
例えば孤独死をした住人が長い期間、発見されなかったとします。
その場合も、
消毒・消臭のために
けっこうな費用がかかったり、さらに時間もかかるのかもしれません。
さらにその他の修繕費用が約670万円ということです。
高いと思いましたが考えてみると水害による被害を受けた場合、賃貸住宅部屋の場合、一部屋あたり200万円以上の修繕費用がかるといわれています。
今回はやや広めの部屋ということを考えると消毒・消臭作業以外の修繕費用が、その3倍の約670万円というのも妥当な金額なのかもしれません。
水害の場合は、損害保険によって補償してもらえるかもしれませんが、今回のケースの場合は住人さんが費用負担することになっています。
しかしもし住人さんが払えない場合はどうなるのでしょうか。
そう考えてみると、アパートマンションの経営、けっこうなリスクのある事業なのかもしれません。