大東建託の建設受注高がようやく改善!!
2016年秋以降、建設受注高が月額で前年比減が続いてきた大東建託ですが、2016年秋以降、月初めに公表される月次業績速報の公表のたびに、業績への失望から翌日の大東建託の株価は大きく下げてきたようです。
大東建託の株主にとって月次業績速報の翌日の株式市場は、憂鬱だったことでしょう。
その間、大東建託サイドは、いわゆる飛び込み営業の強化中なので、その成果があらわれるのに、しばらくの時間がかかるとアナウンスしてきました。
そして2017年6月には改善されるのではないかと述べていましたが、2017年7月4日の夕方に2017年6月の月次業績速報が公表されました。
ではアナウンスどおり改善されたでしょうか。
結果は
前年比11%増 586億5千5百万
とまずまずの内容だったようです。
2016年秋以降、建設受注高の月額が前年比減が毎月続いていましたが、久々に前年比増になっています。
大東建託のアナウンスどおり改善された数字が示されました。
この月次業績速報の公表の翌日の大東建託の株価も、堅調に推移しており、公表内容が好感されているようです。
大東建託の株主も今回はヤレヤレといったところでしょう。
ところで大東建託サイドも6月には建設受注高が改善されるとのアナウンスをしていただけに、6月に焦点を合わせて、営業に力を入れてきたことと思われます。
結果もまずまずの結果となりましたが、この勢いが今後も続いていくのかが、今後の焦点になっていくことでしょう。
全体的には大東建託だけでなく他の建設会社も2016年秋以降は、相続税対策のためのアパート建設がやや苦戦しているような感じです。
銀行もアパートローンに力を入れてきましたが、日銀がアパートローンの不良債権化を恐れて銀行のアパートローンを抑制しはじめているのも大東建託にとっては逆風になることでしょう。
もしも2017年7月以降も再び建設受注高が月額で前年比減となるのならば
株価も失望売りをまねくことになるでしょう。
大東建託にとっては、これからが正念場になるのかもしれません。