小規模マンションオーナーの日記


8月 29, 2016

5つの一括借り上げトラブル

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シャーメゾン画像

積水ハウス設計施工管理のシャーメゾン。積水ハウスの場合は比較的トラブルが少ない?

今回のブログは「象とアリ」という言葉で始めますが、象とはハウスメーカー、アリは大家のことです。

つまり同じ事業者でありながら、不動産の知識、経験、ノウハウ等になれば象とアリほどの差があり、到底対等に協議し、契約することには無理があるように思われます。

このてんで事業者と消費者の関係であれば、消費者契約法があり、事業者が故意に不利益な情報を隠していることが明らかであれば、契約を取り消すことができるなど消費者を保護するための法律がありますが、事業者と事業者の関係であるならば、そういうわけにはいかないのです。

つまり象がアリを踏み潰すように、無知な大家がハウスメーカーに振り回されたあげくに気がつけば潰されていたということもあり得るのです。

このようにこれまで5回の記事にわたって一括借上げトラブルについて書いてきました。

すべて朝日新聞2016年8月11日の「「家賃保証」トラブル急増という記事への一括借上げ大家の私の意見という形で書きましたが、一括借上げの問題をまとめてみますと・・

  1. 減額リスクの説明がなかった。
  2. ハウスメーカー側の将来、賃料増額の示唆があったにもかかわらず、増額はなくむしろ減額させられた。
  3. ハウスメーカー側からの契約解除。
  4. 詐欺まがいのハウスメーカー側の営業。
  5. 事業者同士の契約といっても大家の側は不動産についてはあまりにも知識も経験もない。

といった問題が浮き彫りになってきます。

花画像

一括借り上げの様々な問題がクローズアップされるようになってきた。

 

これらの問題点すべてが解消されればよいのですが、実際のところ容易ではないようです。

国交省も、問題点には気づいており、今後何らかの規制をかけることも検討しているようですが、大家サイドからの要望としては、大家は消費者ではないにしても、大家が過度の不利益や損失を被ることがないよう(例えば一方的な契約解除など)、また減額は仕方ないにしても、減額幅に制限を設けることや、大規模修繕工事においてもハウスメーカー側からの一方的な仕方で行うのではなく、大家の意見や要望も十分に取り入れることができるように規制をかけてほしいと思います。

ところで私個人としては朝日新聞はあまり好きではありませんでしたが、今回の記事についてはおおいに評価しています。

実際のところ一括借上契約の問題点を十分に認識しないで、契約している大家さんは相当おられるのではないかと思います。

土地活用でアパート経営を考えていても、朝日新聞の記事を読んで、思いとどまった方もあられると思いますし、記事を読んで震え上がった大家さんもおられたことでしょう。

ハウスメーカー側も、これまでの商法に修正を加えなければならないと感じるならばよいことだと思います。

また朝日新聞だけでなく他の新聞社もこの問題についてハウスメーカーへの配慮から控えることなく率直に問題点を指摘する記事を書いてほしいものです。

 

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