大東建託が賃貸仲介件数ランキングで1位といっても?
人通りの多い駅前では、たいがい不動産屋さんがあります。
その多くは、賃貸住宅の仲介を行っていますが、大東建託のニュースリリース2017年1月12日 の「全国賃貸住宅新聞社発表 2017年 賃貸仲介件数ランキング320社 大東建託グループ 7年連続で賃貸仲介件数1位獲得 」によりますと
1位 大東建託グループ 19万7900件 2位 エイブル 15万8500件 3位 ミニミニ 14万9600件 4位 東建コーポレーション 6万8300件 5位 ハウスメイトパートナーズ 6万7100件
引用:全国賃貸住宅新聞社発表 2017年 賃貸仲介件数ランキング320社 大東建託グループ 7年連続で賃貸仲介件数1位獲得
となっています。
大東建託グループは毎年、上位にランクされていますが、今回は子会社のハウス・コムの仲介件数も加えた数字となっています。
もしハウス・コムの仲介件数が入っていなければ、今回は2位のエイブルや3位のミニミニに抜かれて3位になっていたかもしれません。
そして実際のところ大東建託の賃貸仲介件数は2014年の23万1000件をピークに減少傾向にあります。
なぜなんだろうと考えてみたところ、1つには入居者の入居期間が、長くなってきているというてんがあるのかもしれません。
大東建託も入居者がなるべく長く入居してもらえるようなサービスを揃えてきており、私の物件でも実感として最近はなかなか退去しない入居者が増えてきているように思います。
さらに2つめの考えられる理由としてこの賃貸仲介件数は、直営の店舗が直接仲介した件数の数字です。
ですから、店舗数の多い会社ほど有利になると思いますし、実際のところ大東建託グループの店舗数というのはさほど多いようには思いません。
かえってエイブルやミニミニの店舗数のほうが多いのではないでしょうか。
しかしその中で、グループ全体で1位をなんとか維持できたのは考えようによってはスゴイことです。
しかも最近は入居斡旋において他の業者との提携も強めているように思われます。
ですから大東建託グループの物件の入居斡旋を直営店と提携店の双方で行うことにより高い入居率を維持していくことが可能です。
直営店で減少した分を提携店がカバーできればそれでも良いのかもしれません。
しかも2016年12月現在、大東建託物件の入居率は95%以上の高水準を維持しています。
ですから賃貸仲介件数では将来、エイブルやミニミニに抜かれてもかまわないのかもしれません。