小規模マンションオーナーの日記


2月 24, 2023

大学生をターゲットにした賃貸住宅経営 リスクも潜在


春の入居シーズンになると新たに学生として賃貸住宅に住む方も少なくないと思います。

ということは新たに学生として入居してくださることを期待している大家さんも少なくないと思います。

特に大学が集中している東京都心部などは学生の入居者の獲得は、春の時期が正念場といったところでしょうか。

とにかく東京のマンモス大学、多くの学生が通学しています。

例えば明治大学は約30000人。

早稲田大学が約42000人。

日本大学は約67000円人。

法政大学は約29000円人。

東洋大学は約30000人。

ということで5大学だけで20万人が通学しているのです。

このうちどれぐらいの学生が賃貸住宅暮らしをしているのでしょうか。

東京都心部で賃貸暮らしをしている場合は、卒業後に就職してからも、職場が東京にあるならば、引き続き住み続けるケースもあるようです。

やはり東京都心部のアパート経営はとても有利です。

ところで筆者の所有物件では、これまでのところ学生が入居したことは1度もありません。

いちおうは単身者向けの物件ですが、これまで入居されたのは皆、サラリーマンか公務員ばかりです。

阪神間に位置する物件で、阪神間にも幾つか大学はありますが、なぜか学生の入居者はありません。

アパート画像

レオパレス21の賃貸住宅。

ところで学生入居者も大家にとってはありがたいものですが、学生のみをターゲットにした賃貸住宅の場合のデメリットもあります。

 

例えば家賃が高くできないというてんがあります

親が余程、裕福でないかぎりは、そこそこの家賃でなければ敬遠されることでしょう。

 

そして卒業後に退去される可能性が高いといてんもあります

東京などの都心部の場合は職場が東京近郊ならば、引き続き入居してくださることもあると思いますが、地方の賃貸住宅ならば、おそらくは卒業後に退去されることでしょう。

 

さらに多いケースではありませんが、近くの大学が移転してしまうというデメリットもあります。

実際にそのようなケースがあり、大学がなくなったあと、それをアテにしていた賃貸住宅が空室問題と家賃の大幅下落にまみれることがあったようです。

やはり学生のみをターゲットにするアパート経営はリスクが高いように思われます。

 

東京の人口が再び増加に転じる コロナとの共存時代は再び都心回帰?