小規模マンションオーナーの日記


3月 14, 2017

変動金利が変動しない理由?

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変動金利は数年以上変動していない。

住宅ローンにしてもアパートローンにしても変動金利で借りるか、それとも固定金利で借りるか迷うものです。

固定金利よりも金利が低い変動金利に魅力を感じるものの、将来もし金利が上がったらどうしようという不安があって多少高めでも安心感から固定金利にする方も少なくないと思います。

ところで変動が怖い変動金利ですが、実のところこの7年ほど変動していません。

一方で固定金利のほうはその間、上がったり下がったりと変動しています。

なぜなのでしょうか。

この前、アパートローンを借りている銀行の担当者に教えてもらったのですが、変動金利が変動する理由によるようです。

その理由とは、変動金利は短期プライムレートに連動するのです。

そしてこの短期プライムレート、2009年1月12日に1.475%に下がってからは全く動いていないのです。

この短期プライムレート、簡単に言えば銀行が優良企業に貸すさいの金利なんだそうですが、日本銀行のホームページで都銀の平均的な短期プライムレートが公表されています。

ということで短期プライムレートは原則的に銀行が決めるものなのですが、しかし銀行が決めるにさいして参考になるものがあります。

それが無担保コール翌日物レートといって政策金利ともいわれています。

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三菱UFJ銀行。最大手の銀行。

この無担保コール翌日物レートは簡単にいえば金融機関同士の短期間のお金の貸し借りのさいの金利ということですが、政策金利ともいわれるぐらい政府日銀がコントロールしやすい金利なんだそうです。

そしてリーマンショック以来、政府日銀はゼロ金利政策を継続し無担保コール翌日物レートは0~1%前後を維持してきました。

ところが無担保コール翌日物レート2016年2月までは0~1%前後だったのが、マイナス金利政策導入によってマイナス0.4%前後にまで下がりました。

そこでそれに連動して短期プライムレートも下がるかと注目されたのですが、銀行は収益悪化を懸念してか下げなかったのです。

極端な見方、マイナス金利になれば、銀行から借りてもキャッシュバックがあるという見方もあったようですが、さすがにそのようにはなりませんでした。

そして裏を返して言うならば、短期プライムレートはこれ以上は下がらない、銀行は下げたくないということが明確になり、つまりは変動金利は今以上には下がることは期待できないということを意味しています。

もちろん日銀も物価目標を達成するまでは、無担保コール翌日物レートを上げにくいと思いますので、変動金利が上がることも当面なさそうですが。

このように政策金利とそれを睨む短期プライムレートを設定する銀行の思惑のために変動金利は近年動けないのです。

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