メディアに弱い建設会社?
以前の記事
でも書きましたが、2018年の梅雨のころにレオパレス21のアパートの一部の界壁が施工不良だったというニュースが物議を醸しています。
界壁不良によって生じる問題はイメージ的にこのような感じでしょうか。
「チャイムがならされたと思って玄関を開けたら、三軒隣の部屋だった」「ティッシュを取る音が聞こえてくるのは当たり前、携帯をいじるポチポチが聞こえることもある」「右の隣の部屋の住人がオナラをしたら、左の部屋の住人の壁がどんとした」といった感じで、このような環境でよくも生活しているなあといった感じのようです。
こうしたなか界壁の施工不良が発覚したわけですが、レオパレス21も5月下旬に幹部たちによる謝罪と釈明が行われたようです。
そして施工不良を認めて、補修工事を行うことも明らかにしましたが、そもそもレオパレス21の幹部たちを動かしたのはなんでしょうか。
どうやらそれは
メディアのようです。
というのも私は見ていなかったのですが、5月29日にテレビ東京の「ガイアの夜明け」という番組で、レオパレス21の界壁施工不良の事柄が取り上げられ、そのことを知ったレオパレス21が急遽会見を行ったようです。
それにしても「ガイアの夜明け」といえば、以前にもレオパレス21と物件オーナーとの確執を取り上げたことがありますが、レオパレス21をターゲットにした番組は今回で2度目のようです。
それにしてもテレビ東京といえば、あの日本経済新聞社とのつながりのあるテレビ局で、今回の番組で、テレビ東京 日本経済新聞社 VS レオパレス21という構図ができてしまったかもしれません。
ですからメディア側も、スポンサーとしてのレオパレス21を失うリスクがあるかもしれませんが、レオパレス21も大きなダメージを受けることは間違いないでしょう。
とりわけ前回の物件オーナーとの争議は、物件オーナーとの問題なので、レオパレス21の入居者に大きな影響がでるというわけではなかったかもしれませんが、今回は建物そのものに問題があるというてんが指摘されているのです。
ということは現入居者の退去が続出する?可能性も否定できませんし、新たな入居者も決まりにくくなるかもしれません。
ということはサブリース会社の命綱ともいえる入居率に直接悪影響が及ぶ可能性もあるのです。
今後、入居率がどうなるかは注視しなければなりませんが、物件オーナーにしても憂鬱な日々が続きそうです。