ローン金利ゼロ%台が6割以上もある?(+_+)
近年は大規模金融緩和のおかげで、住宅ローンとなると金利がゼロ%台でも珍しくなくなってきました。
しかしアパートローンをはじめとする事業性のローンとなると、ゼロ%台というのは、あまりないのではないかと思います。
アパートローンの金利が1%台前半でも、低いほうではないかと思っていました。
ところが2018年2月15日の日本経済新聞の「金利ゼロ%台融資、6割超 揺らぐ銀行ビジネスモデル 」という記事には
日銀がマイナス金利政策を導入して2年、銀行を起点にした金融システムのひずみが目立っている。銀行の貸出金利は下がり続け、2017年末の貸出金残高のうち金利0%台の融資は全体の62%に拡大。金融緩和が景気を下支えする効果は大きいものの、企業の資金需要を引き出すには至らず、銀行業績を下押しする面が目立つ。
引用: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26953920V10C18A2MM8000/?n_cid=NMAIL007(閲覧日2018年3月24日)
と書かれており銀行融資全体のうちも62%がなんと金利0%台なんだそうです。
もちろんそのうちの多くは住宅ローンも含まれているのではないかと、思いますが住宅ローンよりも金利が高めに設定されるはずの事業性ローンのなかには0%台が含まれているものと思われます。
ところで私も都銀からアパートローン融資を受けていますが、変動金利ローンでも金利は0%台ではありません。
アパートローンでも0%台で融資を受けている個人が果たしておられるのでしょうか。
ところで上記の日本経済新聞の記事には0%台融資が6割超えている理由について次のようにも述べています。
銀行はマイナス金利を回避する目的で、信用力の高い独立行政法人などへの「ゼロ金利貸出」を急激に増やしている。金利0.25%未満の貸出金は75兆円で2年で7割増えた。
と述べて、どうやら銀行としてもとにかく貸し出さなければならないということで、独立行政法人などの信用力の高いところに非常に低い金利で貸出すことが急増していることが、要因の1つであるようです。
それにしてもゼロ%台で融資してもらえるとは、羨ましいばかりです。
個人のマンションオーナーでは今の時代でもなかなか難しいのかもしれませんが。