建設費用が高くても積水ハウスが選ばれるのはなぜ?

筆者の所有物件近くに、相当築古のRC造りの4階建てマンションがありましたが、取り壊されました。

立地場所は駅から5分以内で人通りの多い場所なので、以前は1階テナントに、蕎麦屋やパン屋、不動産屋などが入居し、上階の住居部分も満室に近い状態を維持していマンションです。

そのマンションが解体され、更地になっていたのですが、場所が場所だけに必ず次に何か建つかと思っていましたら、昨日解体マンション跡地の前を通ってみますと、次の建設計画が表示されていました。

建設計画によると4階建てマンション、1階は店舗(もう既に入居業者が決まっているようでした)上階が住居スペースで、施行会社が積水ハウスでシャーメゾンとのこと。

積水ハウス設計施工のシャーメゾン。

またもや積水ハウス施行のマンションです。

どうも筆者の所有物件のあるエリアは積水ハウスがやたらに強いです。

一方、管理戸数NO1の大東建託施行アパートマンションは筆者の物件が最初で、その後ですが徐々に増えています。

それにしてもなぜ地主や大家さんは積水ハウスを選ぶのでしょうか。

たしかに総合的な評価では積水ハウス物件は他の建設会社物件よりも好評のように思われます。

建設費用は高くても積水ハウスは人気がある。

ところで人気の積水ハウス、最大のネックとなるのは高い建設費用といわれています。

ここで興味深い比較があります。(昔のものですが)

積水ハウスとローコストを売りにしているタマホームの比較ですが、あくまでも戸建て住宅の比較ですが、賃貸物件の建設費用の参考にはなるかと思います。

 

積水ハウス 坪単価 約60万円 建坪40坪で2400万円

タマホーム 坪単価 約35万円 建坪40坪で1400万円

 

つまり戸建て住宅の場合でも積水ハウスの建設費用は建設会社よりも高額であるということがわかります。

ではなぜ積水ハウスは高いのか?

建設資材の質が違うからなのでしょうか。

いってみればクリーニングをクリーニング代金の高い白洋舎で行ってもらうのかどうかの違いのようなものなのでしょうか。

いずれにしても建設費用は高額になっても積水ハウス施行の戸建て住宅や賃貸住宅は根強い人気があることは事実です。

 

追記:建設会社のなかでの知名度ではかなり高い積水ハウスですが、しかし積水ハウスが嫌いだとか、積水ハウスとはかかわりたくないという方もおられます。

また積水ハウス=高額というイメージが強いですが、しかしローコスト住宅もあるようです。

そしてこれほどのトップメーカーになった要因は強い営業力にあると言われています。

賃貸住宅業界でトップシェアの大東建託も営業力に定評がありますが、やはり強い会社=強い営業力ということになるのでしょうか。

しかし営業力が強い反面、営業マンには、きついノルマが課されているとか言われていますし、契約のためには強引な方もいるようですが、誠実に仕事にあたる営業マンもおられるようです。

この面も大東建託とよく似ているようです。

また施行は、積水ハウスの子会社が行いますが、子会社によっては、施工がイマイチな場合もあるようで、クレームも少なくないとも言われています。

 

積水ハウス – Wikipedia

 



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