テナントを保育園にすると迷惑施設になる?根拠は?

花画像

近年、保育園施設のテナント入居が増えている。

以前の記事で空テナント解消に小規模欽定保育園の急増が、有効ということについて書いたことがあります。

今の時代、待機児童問題を解決すべく政府は多額の資金を投じて、保育施設の拡充図っています。

その結果、新設の保育園の開設計画が次から次へと持ちがっており、とりわけ小規模認定保育園制度は空テナント大家にとってはとても助かる存在です。

実は、筆者の所有マンション1階テナントも、2016年9月から小規模認定保育園の2017年4月の開設のために学校法人が借りてくださり、家賃も9月分より支払ってくださっています。

入居斡旋をしている大東建託も、学校法人さんが借りてくれるならば、全く問題なしということで、すぐに承認してくださったのですが、しかし不安材料があります。

それは、近所との関係で生じる不安です。

産経新聞2016年10月26日の夕刊の記事の見出しに

保育園新設 相次ぐ反発 各地で中止 待機児童解消遠のく

との記事が掲載されました。

記事によると住民説明会を開いたところ、高齢者層を中心に反対が相次ぎ中止に追い込まれたというものです。

筆者の所有マンションのケースでは、住民説明会など開いていませんが、開く開かないの規準はどうなっているのか、いまいちわかりません。

ただ学校法人も小規模認定保育園開設の実績のあるところなので、そのことはよく承知しているものと思いまし、さらに声高に反対する方も、今のところおられませんので、大丈夫のようです。

マンション1階テナントが小規模認定保育園として使用されれているケースが少なくない。

ところで保育園を開設したさいに、近所とのトラブルになる要因はなんでしょうか。

その1が子供の声がうるさいです。

実は、筆者もこんてんは幾らか不安に感じています。

というのも近所というよりも同じマンションの上階の入居者には夜勤などで昼間、就寝中の方もおられるので、子供の声がうるさいと迷惑がられないかと心配しています。

ところでトラブル要因その2は、送迎車の増加で事故の危険が高まることです。

高齢者にとっては、これが一番の不安要因かもしれません。

そしてトラブル要因その3は地価が下がる?です。

ただ何を根拠に地価が下がると主張されるのか筆者にはわかりません。

逆に地価が上がるというのならば、多少わかるのですが。

本当に保育園=迷惑施設なのかどうか、保育園側の工夫により問題はある程度、軽減できるものですし、地域も社会全体の利益のために理解を示す必要もあるのではないかとも思います。

 

追記:実際のところ筆者の所有マンションの1階は認定小規模保育園ですが

迷惑施設ではありません。

まず子供の泣き声がうるさいか、ということですが、RCマンションとなると遮音性が良いためか、子供の声や泣き声は、ほとんどうるさくありません。

さらに午前中などは、近くの公園などに行きますので、その間は静かなものです。

それで子供の声や泣き声は、子供の屋外の遊び場がない場合は、ほとんど問題になりません。

さらに子供の送迎で事故の危険があるというてんですが、小規模認定保育園の場合は、預かる子供の人数は多くても20名です。

ですから朝の9時ごろまでと夕方には、出入りがあるのは事実ですが、そのために保育園周辺が混雑するということはありません。

またあまりにも混雑し危険だと思われる場合は、保育園側もなんらかの対策をとることでしょう。

保育園にしても、事故は絶対に起きないように常に気を配っているはずです。

そして保育園ができると地価が下がるという意見ですが、それは?

正直のところ保育園は地価には影響はありません。

むしろ人が集まるようになるので、地価は上昇するのではないかとさえ思います。

保育園=迷惑施設と思い込んでいる方も少なくないようですが、屋外の遊び場がなければ、子供の声がうるさいということはありませんし、すべてが迷惑施設になるわけではありません。

 

保育所 – Wikipedia

 



モバイルバージョンを終了