アパート界壁をきちんと設置すべきなのはなぜか!!

白いコスモス画像

建築基準法でアパート界壁の設置は義務付けれている。

2018年に驚かされたニュースの1つにレオパレス21の一部のアパートに界壁施工不良の物件があるというニュースがありました。

かねてからレオパレス21の住人の一部からレオパレス21のアパートの騒音がひどいとの噂が流れていましたが、どうやらこのことも原因の1つのようです。

レオパレス21はこの問題を認めたものの、業績への影響は当初は軽微だと強気だったようですが、しかし徐々に業績への悪影響の深刻さが明らかになってきています。

また入居率も90%割れになり、サブリース会社としては、危ない水準にまで落ち込みました。

これほどの影響のあるアパート界壁不良の問題ですが、そもそもなぜそれほどに深刻といえるのでしょうか。

それは簡潔にいえば

建築基準法第30条及び建築基準法施行令第114条第1項に違反

になるからです。

そしてアパート界壁設置が法令で義務付けれているのは、それなりの理由があるからです。

それは防火と遮音の役割をになっているのです。

アパート界壁のボードは、防火性があり、延焼を防ぐ効果があります。

さらにボードのなかに埋められているグラスウールには遮音効果があるんだそうです。

この遮音効果のあるグラスウールがなければ、ちょっとした小さな音でも聞こえてしまうんだそうです。

レオパレス21管理のアパート。

ところでアパート界壁の不良をかかえているアパートは1996年~2009年までのアパートです。

なぜ2009年までのアパートで、2010年以降のアパートは大丈夫だと言えるのでしょうか。

それはどうやら2009年までの建物チェックにおいて界壁のチェックは、きちんと行われていたわけではなかったのに対して、今では俊工時の

消防検査で必ず界壁の写真をチェック

するようになったからです。

それで近年の建物の場合は界壁不良のトラブルはほぼないのではないかと思われます。

それにしてもレオパレス21もアパート界壁不良を検査していき不良が確認されれば、順次、修繕工事をしていくとのことですが、業績への影響はしばらく続きそうです。

莫大な額になりそうな修繕費用は当分、重しになりそうですし、今回のトラブルで、地に落ちた評判を取り戻し入居率を90%以上に戻すにも時間がかかるでしょう。

コンプライアンスが強調される風潮になかで、施工不良は大きなダメージとなります。

 

追記:国土交通省の資料によるとレオパレス21の界壁について

界壁について(図1)
 ・ 不適合は、界壁の内部に「発泡ウレタン」が充填されており、昭和45年建設省告示第1827号(遮音性能)に規定する仕様の一つである「グラスウール又はロックウール」と異なるものであること
 ・ 不適合が確認されたのは、平成8年6月12日~平成13年9月17日に着工の771棟※3であること

(株)レオパレス21が施工した共同住宅における建築基準法に基づき認められている仕様への不適合について

 

と書かれています。

このように界壁にはグラスウールがロックウールを使用しまければならないにもかかわらず発砲ウレタンが使用が使用されていたことが指摘されています。

このことはレオパレス21の現場監督や施工業者も認識していたのではないかと思いますが、うやむやにされていたようです。



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