ビレッジハウスがレオパレス21物件の仲介に力を入れている
経営再建中のレオパレス21ですが、とにかくレオパレス21物件の入居率が芳しくありません。
筆者の自宅の近所にも、レオパレス21パートナーズの店舗がありますが、昔は店舗内にお客さんが入店しているのをよく見かけましたが、あのアパート施工不良事件以降は、店舗内にお客さんが入店しているのを、ほとんど見かけることがなくなりました。
やはりあれだけメディアによって、レオパレス21のアパートが叩かれると、あのアパートに住みたいと思う人もあまりいなくなったのかもしれません。
ところでレオパレス21の経営が改善されるためには、やはり入居率を改善することが必要最低条件ともいえます。
実際のところレオパレス21と同じ一括借り上げで、賃貸住宅を行っている大東建託や積水ハウス、大和ハウス工業の賃貸住宅の入居率は90%以上を維持しているようです。
またコロナ渦にあっても、さほど入居率は下がっていません。
その一方で。レオパレス21の入居率はコロナ渦、入居率が下回っています。
そこで少なくとも、入居率を80%以上にもっていく必要があるようですが、その一助になるかもしれないニュース記事がありました。
日本経済新聞2021/2/11の「レオパレス、ビレッジハウスと協業 新規の仲介会社紹介」という記事には
低価格の賃貸住宅「ビレッジハウス」を全国で約10万5000戸管理するビレッジハウス・マネジメントと協業し、同社の提携店舗網を通じてレオパレス物件の仲介も始める。新規顧客の獲得で、苦戦が続く入居率の改善につなげる狙いだ。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ103NY0Q1A210C2000000/(アクセス日2021/2/15)
と報じました。
このようにビレッジハウスの管理会社ビレッジハウス・マネジメントもレオパレス物件の仲介に、今後注力していくようです。
もちろん優先はビレッジハウスだと思いますが、その次にレオパレスの物件を優先して仲介していくのではないかと思います。
もちろん最近の決算発表は業績の改善を示すものですが、しかし完全復活とまではいかないでしょう。
今後、ビレッジハウスとの協業によるシナジー効果がいつ明らかになっていくかですが、もうしばらくかかりそうです。