大東建託がコロナで業績悪化 株価急落 管理戸数にも・・

最近になって大東建託の株価が急落しています。

一時期は25000円ほどだった株価も8000円台を割るところにまで落ちています。

原因は7月30日に発表された「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」にあります。

それによると新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で業績の悪化予想が示されたのと、配当金も減額になるとのことで株価が急落したようです。

いずれにしても新型コロナウイルスが業績を直撃したことは間違いないようで、新型コロナウイルスまん延以前から、建設請負はジリ貧だったのが、新型コロナウイルスまん延のためにさらに悪化する見込みで、ステークホルダーにすれば辛抱の日々が続くことになりそうです。

完成間近の大東建託設計施行の木造賃貸住宅。

ところでこのような時の頼みの綱は、他社よりも圧倒的に多い管理物件から得られる管理収入ですが、このてんで全国賃貸住宅新聞2020/7/27の「2020管理戸数ランキング 1083社」によると

首位の大東建託(東京都港区)の管理戸数は前年度より4万3291戸多い113万218戸と業界最多を更新したものの、伸びは鈍化した。2018年度から19年度にかけては5万287戸増。それに比べると20年度の伸びは14%低い。背景には賃貸住宅完成戸数の減少が関係している。建築請負後にサブリース運営をセットで受託するモデルが、成長の限界を迎えてきている。
一方、成長が目覚ましいのが、スターツグループ(同中央区)だ。管理戸数は前年より5万1212戸多い59万2018戸。10社の中で最も戸数を伸ばし、順位は5位から3位に躍進した。

引用:https://www.zenchin.com/news/20201083.php(アクセス日2020/8/5)

と報じました。

今回も管理戸数においては大東建託グループが首位だったものの、しかし伸びは鈍化しているとのことです。

そしてその原因は賃貸住宅完成戸数の減少にあり、ウイズコロナの時代もさらに賃貸住宅完成戸数の減少が予想され、管理戸数も頭打ち状態になる可能性があります。

今後は他社管理物件を取り込むでもしなければ、本当に頭打ちになってしまうかもしれません。

それか賃貸住宅他社を傘下にするか、合併するか・・

現に大和ハウス工業や積水ハウスなどが大手ゼネコンと資本提携か、傘下におさめるのではないかとの観測もあります。

一方で急伸しているのがスターツグループですが、例えばよく知られているピタットハウスはスターツグループの一員なんだそうです。

そういえばこの数年、ピタットハウス管理の物件をよくみかけるようになったような気がします。

このスターツグループですが、5位から3位へと浮上し、大東建託、積水ハウス、スターツグループの順番になっています。

そして大和ハウス工業、レオパレス21と続きます。

 

スポンサーリンク


モバイルバージョンを終了