賃貸住宅 管理会社が修繕のために動かない どう対処する?

筆者の知り合いは、家族で賃貸の戸建住宅に住んでいます。

とても広い木造の戸建住宅ですが、築年数が経っているためか、2階が雨漏りするんだそうです。

そこでこの賃貸住宅の管理会社に、その雨漏りを修繕してほしいと言ったそうなのですが、なかなか修繕に来てくれないとのこと。

「もう1度、修繕について言ったらどうですか」と言ったら、何度も言うのも、おっくうなので現状で我慢するとのことです。

この管理会社ですが、地元に昔からある不動産屋で、幾つかの物件の管理を行っていますが、修繕の依頼を聞いたもの忘れてしまったのか、面倒くさくて後回しにしてしまい、うやむやになってしまっているのか、それはわかりません。

さらに数年前の暴風台風で、近所の比較的に新しい賃貸マンションのベランダの外壁が、あちらこちらで傷んだマンションがありました。

どちらかといえば上階の方で損傷しており、修繕工事を行うにしても大変だなあと思いましたが、なかなか修繕が行われません。

外からその損傷が、よく見えるので、速やかに修繕したほうがよいのにと思っていましたが、あの暴風台風から11カ月が経過してから、ようやく修繕が行われました。

どうして遅くなったのかは、わかりませんが、ようやく管理会社が動いたようです。

賃貸最大手の大東建託設計施工管理のアパート。

ところで筆者の所有マンションは大東建託パートナーズに管理してもらっていますが、かねてから駐輪場の放置自転車をなんとかしてほしいと思っていました。

そこで大東建託パートナーズの担当者に、その件を伝えると、〇月〇日までに放置自転車を処分しますとの、通知が掲示板に掲載されていました。

そこまではよかったのですが、その〇月〇日が経過しても、放置自転車は処分されずに置かれたままです。

それでそれから2週間後に、オーナー専用電話番号に電話してその件を伝えました。

すると受付の女性社員がでてこられ、「すいません、伝えときます」とのこと。

これで動いてくれるのかと思いきや、大東建託パートナーズの担当者からの電話もなく、さらに1週間が経過してしまいました。

もうしばらく待って動きがなければ、もう1度電話し、それでも動かない場合は、窓口の支店の営業の担当者に伝えてみようと思います。

それにしても大東建託パートナーズの物件担当者、会社から研修などを受けて、社員教育は受けているようですが、担当者によって、能力が異なるようです。

以前の担当者は、用件を言えば、すぐに動いてくれる方もおられたのですが、今回の担当者は対応が遅いです。

 

追記:全体的には大東建託パートナーズは対応が遅い会社ではないと思いますが、なかには本当にひどい管理会社もあることと思います。

そこで管理会社によるトラブル防止のために国土交通省が「賃貸住宅管理業の登録制度」が創設されました。

国土交通省のウェブサイトには以下のように書かれています。

賃貸住宅の管理業務の適正化を図るために、国土交通省の告示による賃貸住宅管理業の登録制度を創設しました(告示公布H23.9.30、告示施行H23.12.1)。
賃貸住宅管理業務に関して一定のルールを設けることで、借主と貸主の利益保護を図ります。また登録事業者を公表することにより、消費者は管理業者や物件選択の判断材料として活用することが可能です。

建設産業・不動産業:賃貸住宅管理業 – 国土交通省 (mlit.go.jp)

大東建託パートナーズをはじめ、ほとんどの大手の管理会社はこの制度に登録しています。

もし契約している管理会社が本当にひどいと思うならば、国土交通省の制度に登録しているのかどうか確かめて登録していない管理会社ならば他社に管理替えするのがよいかもしれません。



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