住んでいる建物で異常なほど遮音性が悪い 施工不良の疑いがある

筆者はこれまでの記事でも繰り返し強調してきましたが、今の変化の激しい時代は持ち家や分譲マンションでの暮らしよりも、賃貸暮らしを推奨してきました。

しかし賃貸暮らしにもデメリットがあり、そのデメリットの1つは退去時に入居者に請求される修繕費用と、もう1つが騒音トラブルです。

このてんの修繕費用については悪徳な管理会社の場合、ぼったくる場合があるので注意が必要です。

さらに多くの方が経験する騒音問題、じっと我慢している方も少なくないことでしょう。

 

ところで数年前にレオパレス21の数百棟以上のアパートで界壁、つまりは部屋の間にある壁の施工不良について問題になっています。

この界壁の施工不良によって、遮音性や防火性に問題が生じているのです。

遮音性の場合は、界壁に問題がある場合は、通常以上に騒音レベルがひどくなっていることでしょう。

さらに防火性となると万が一火災が発生した場合に、延焼が広がりやすくなり、人命にもかかわる問題です。

このような施工不良について産経新聞2018年5月30日の「レオパレス206棟施工不備 屋根裏の防火・遮音壁、全棟調査」という記事には

同社によると、3、4月にオーナーから書類と実際の施工が異なると指摘を受けて発覚。・・計206棟は建築基準法違反の疑いがあり、問題がある物件は補修工事を実施する。費用は1棟当たり約60万円と試算している。

 

引用:https://www.sankei.com/affairs/news/180529/afr1805290013-n1.html(アクセス日2018/6/27)

と書かれています。

施工不良が物件オーナーからの指摘によって発覚することがある。

ところで、今回のレオパレス物件の施工不良、物件オーナーからの指摘によって発覚したようです。

物件オーナーがどのようにして施工不良を認識できるようになったか、筆者としては興味のあるてんですが、オーナーさんのなかにも建物構造とかに詳しい方がおられるのかもしれません。

あるいは、あくまでも推測ですが、入居者側から通常ではあり得ないほどの騒音を感じ、管理会社に訴えても解決にいたらず、たまたま物件を見にきていたオーナーさんに訴えて発覚したということも考えられます。

いずれにしても、明らかに異常ともいえるほどの騒音を感じるならば、建物の施工不良を疑ってみることができるでしょう。

 

レオパレス21 – Wikipedia

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