賃貸住宅業界の巨人 UR賃貸住宅が宣伝攻勢!!

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UR賃貸。管理戸数は大東建託に次いで多い。

賃貸住宅業者にとっては最も、忙しい季節は春です。

そうです、1月~4月は最も入居者の多い時期でもあり、賃貸住宅業者が一番力を入れる時期です。

こういったなか、新聞広告の中、UR賃貸住宅の広告が入っていました。

分譲マンションや戸建て住宅の広告はしばしば入っていますが、UR賃貸住宅が新聞に広告を入れるのは珍しいなあと思いました。

それにしても最近はネット上でもUR賃貸住宅の広告がしばしば目に留まります。

まさに宣伝攻勢です。

しかもフリーレントのサービス、まずは最大家賃2カ月無料。

さらに対象物件に限り、子育て割りとして9年間最大2割の家賃割引をはじめとした、さまざまなキャンペーン家賃も提供されています。

ところでこのUR賃貸住宅、準国営住宅のようなもので、管理戸数は約75万戸です。

管理戸数では大東建託の100万戸に次いで2位ですが、居住者については200万人となっており、居住者数のみでは大東建託の居住者数よりも多いかもしれません。

まさに最大クラスの賃貸住宅です。

しかし現在は民間の賃貸住宅と比較して、さほどメリットがあるわけではないようです。

家賃も民間と同じようですし、最近では入居者斡旋のために民間の賃貸住宅会社もあれたやこれやと、いろいろな入居者向けサービスを揃えてきていますので、あえてUR賃貸住宅を選択する必要もないようです。

大東建託設計施工管理の木造アパート。

もしただ単に入居コストを抑えたいならば、県営や市営、そして町営住宅といった公営住宅がベストです。

ただし公営住宅の場合は所得制限がかかる場合もありますし、希望しても抽選等のためになかなか入れないという事情があります。

となると次はUR賃貸住宅というのは昔の話で、今は探せば民間賃貸住宅でも割安な家賃の住宅を見つけることができます。

ですからUR賃貸住宅の存在意義というものが、特に見当たらなくなっています。

しかも国民のために住宅供給を目的としたのがはじまりですが、今は住宅過剰時代へと変わりつつあります。

ですから民間業者からは民業圧迫と見られていることさえあるようです。

そのUR賃貸住宅がなぜ今、入居斡旋に躍起になっているのか?

空室に苦しむ大家にとっては、最近のUR賃貸住宅の動きは面白いものではないでしょう。

しかしそれでも最大クラスの大家でもあるUR賃貸住宅が、今後どうなっていくのかは大家にとっても関心のある事柄です。

 

UR都市機構 (ur-net.go.jp)



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