大東建託物件でやけに家賃が安い物件が その理由はやはり・・

インターネットで調べものをしていると、大東建託についてのネガティブな記事を見つけてしまいました。

質問と返答の記事ですが質問者は「近所の大東建託の物件は半数が空室のままだけど、どうなっているか」という質問。

それに対する返答は、「30年一括借り上げとは、そのようなもので家賃が大幅に下落しているだろう。素人が騙されるような典型」というふうな散々な回答でした。

ただあまりに乱暴な回答で、しっくりとこないので実際はどうなのか、いい部屋ネットのホームページから調べてみることにしました。

空室が多いと思える地方を中心にまずは調べてみると、驚いたことに1つの建物で複数の部屋が空室になっていて複数部屋募集を行っている建物が少ないこと・・

正直、建物の半数が空室になっている建物は、ほとんどありません。

地方でけっこう大東建託物件は健闘しているんだなあという実感です。

さすが常時95%以上の入居率を維持し続けている大東建託です。

しかし四国の市街地で1つの建物が気にとまりました。

築2年で、交通の便の悪くない物件ですが、この建物の半数以上が空室になっています。

なぜだろうと思いよくよく調べてみると・・

自殺者がでたお部屋の募集には、その事実を募集時に10年間は伝えなければならない。

1つの部屋だけが、極端に家賃が安いのです。

約2万円ぐらい他の部屋より安くなっています。

そこで推測してみると、どうもこの部屋で自殺者がでたことが考えられます。

そして他の募集部屋もだいたい自殺者が出たのと同じ時期に退去されているようなので、その自殺事件が他の入居者にもわかるような自殺で、それが理由で数件退去された可能性が高いように思われます。

いずれにしても、この物件の大家さんは気の毒な事ですし、対応に追われた大東建託パートナーズも大変だったと思います。

実際、自殺者がでた場合はその部屋の募集のさい、10年は自殺事件があったことを入居希望者に伝える義務があるとのことです。

ですからその期間は家賃はどうしても大幅に下げなければなりません。

もちろん、なかには家賃が大幅にダウンしたことをさいわいに、しかも恐れ知らずの方が、入居してくださることはあると思います。

ところで、筆者が調べた範囲ではですが、大東建託物件で半数以上空室だった建物はこの建物のみでした。

そして多くの場合、大東建託物件は1つ建物で退去者が相次いで退去となり複数部屋募集になっても、だいたい1年以内には満室になっているか、満室に近い状態になっているようです。

 

追記:ところで自殺物件、訳あり物件あるいは事故物件とも言われていますが、家賃は通常の家賃よりも3割程度安くなります。

ですから通常の家賃が6万円ならば、4万2千円となりますので、破格の安さとなります。

もちろん不動産仲介のさいに担当者は入居希望者に、きちんと事故物件になっている事情を説明し、そのために家賃が安くなっているということを説明しなければならないようです。

しかしそれでも入居してくださる方が、いるののかが問題ですが、明らかに事故物件、訳あり物件と思える入居者募集物件を注視していると、そのうちに募集が終了していますので、やはり入居する方がおられるようです。

ところで入居した時は通常よりも3割程度安い家賃で入居できても2年後の契約更新の時には家賃は元に戻るのでしょうか。

そこまではわかりません。

ただ事故物件の場合、家賃を3割も安くすると、オーナーや管理会社に損害が生じるので、元入居者の親族などに損害賠償が請求されるんだとか・・。

この場合、大手の管理会社などは扱いに慣れていると思いますので、躊躇することなく損害賠償を請求してくるかもしれません。

日本の年間自殺者は約2万人で、若者の死因のトップになっています。

ですからどうしても事故物件になる可能性は、とりわけどの単身者向け賃貸物件にあります。

オーナーとしては、そのような面倒な事柄に巻き込まれたくないものですが。

事故物件 – Wikipedia

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