入居者にとって悩ましい3階建てアパート((+_+)) 階段の登り降りが

 

アパート画像

3階建ての大東建託設計施工管理のアパート。

筆者の所有物件と同じエリアに3階建ての大東建託パートナーズ管理の物件がありますが、その物件の3階部分の2戸が空室になっています。

いずれはその空室は埋まるものと思われますが、しかし今回は多少苦戦しているかの感があります。

家賃は2階よりも多少高くなっているので、全体的には2階よりも3階のほうに多少人気があるという見方もあるかもしれません。

 

ところで近年は3階建てアパートの建設に人気があるようです。

大東建託設計施工のアパートでも3階建ての物件は、あちらこちらのエリアでよく見かけます。

3階建てのメリットは、エレベーターを設置する必要がないこと、さらに給水設備でも増圧ポンプを設置する必要がないというてんがあるのかもしれません。

エレベーターにしても増圧ポンプにしても、維持管理にお金がかかり、交換修繕費用となると数百万円以上かかる場合もあります。

ですから今の時代、建設費用面でも抑えることのできる木造3階建てアパートに人気があるのもうなずけます。

ところで気になるのは、3階に住む入居者は、エレベーターのないアパートで3階に住むことをどう思っているのだろうと考えてしまうことがあります。

というのも上記の筆者の所有物件のあるエリアの3階建て物件の3階の部屋の空室がなかなか埋まらないからです。

アパートの3階までを階段で上り下りすることに苦痛に感じている入居者も少なくない。

そこで「3階 エレベーターなし」で検索してみると、実際に3階でエレベーターなしの部屋に住んでいる入居者の多くの意見が「荷物があるときは不便」といった意見のようです。

とくに幼い子供がいる家庭となるとベビカーを3階まで持って上がることの不便を訴えている方が多いように思われます。

さらに引越し料金についても、エレベーターありとなしとでは、料金が多少異なる場合もありエレベーターなしの場合は割高になることもあるようです。

ですから不便さを実感してエレベーターなしの3階建てアパートに住んでいたものの、より便利な物件を求めて退去される方もおられるのではないかと思われます。

ですから木造アパートを建てる時には2階建てにするか3階建てにするかでは迷うところですが、入居者の立場からすると、エレベーターがない3階建て木造アパートの3階部屋は不便だと実感する入居者が少なくないのも事実だということを念頭に置いておく必要があるでしょう。

 

追記:もちろん入居者目線からすると、3階建てより2階建てのほうが良いように思えますが、しかしオーナーの収益性となると、2階建てより3階建てのほうが優れています。

しかも3階までならばエレベーターも設置する必要はありませんし、増圧ポンプも不要です。

さらに木造でも良いので、建築費も鉄筋コンクリート造りのマンションよりも安くて済みます。

ところでこの給水ポンプですがウィキペディアによると

直結増圧式は、水道本管から引き込まれた給水管に指定された増圧給水装置(増圧ポンプ)を直結し、給水管内の水圧を増圧して供給するものである。後述の受水槽方式と比較すると、水槽がなく、管理の手間が少なく、衛生面でもメリットが大きい。ただし、水道管の強度等、インフラが整っていない地域では使用することができない。
近年、受水槽方式に変わり多くの地域で普及が推進されている。
停電時には増圧給水装置が稼働できなくなり、増圧によって給水している上層階は断水する。

給水設備 – Wikipedia

と書かれていて、給水ポンプは正式には増圧給水装置というんだそうです。

維持管理コストはかかります。

また停電時には上層階は断水するとのことですが、ちなみに筆者の小規模マンションが停電した時は、4階までは増圧ポンプが停止していても、給水されていました。

 

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