アパートマンション経営と株式配当生活どちらがいい?

アパート画像

積水ハウス設計施工のシャーメゾン。

よく比較されることですが、不動産と株はどちらが良いかと話題になることができます。

筆者はどちらが良いかについては断言はできませんが、マンションオーナー視線でいいますと

不動産賃貸業と株式投資とよく似たてんがあるとすれば、不動産賃貸業は家賃収入を毎月安定的に得ることができます。

それと同じように株式投資も半年に1度配当金を受け取ることができます。

このてんの利回りで比較するならば不動産賃貸業が5~15%ぐらいが平均的なものでしょうか。それに対して株式の配当については1~5%ぐらいではないかと思います。

この数字からすると不動産賃貸業のほうがいいように思われます。

しかし不動産賃貸業は物件の老朽化にともない利回りが下がっていく傾向があるのに対して株式には老朽化による低下がないというてんでは株式に利があるように思います。

 

少額投資や売買の手軽さでは断然株式投資のほうが有利

さらに投資の方法についてですが、不動産取引はとにかく手軽に行えるものではありません。

1つの物件を購入するのに様々な手続きを踏まなければなりません。例えば1つの築古のアパートを買うにしても

  1. 不動産の名義変更を行うために司法書士さんにお願いしなければならないし、司法書士さんへの報酬や名義変更に伴う税金も支払わなければならない
  2. 融資を必要とする場合、金融機関に申込み審査等のための書類等を作成しなければいけない
  3. 物件の管理会社を選定し、管理手数料を支払っていかなればならない

ざっと思いついたてんを挙げましたが、とにかく慣れなければ最初は大変というのが不動産取引です。

もちろん最近は不動産の投資信託や一括借上契約など、オーナーがあまり動かなくても良い取引形態もありますが、あくまでも自分で取引を行いたいという場合は向いてないでしょう。

成長性では株式、安定性ではアパート経営?

 
もちろん安定感や継続性というてんでは株式よりも不動産のほうが有利のように思われます。とにかく住む人がいれば成り立つビジネスです。
 

株式のリスクはやはり投資先企業が破綻すれば紙くずになってしまうとうこと

株式も株による資金調達を必要とする企業がある限り、存続するビジネスですが投資企業の破綻リスクは常につきまといますし、値動きが不安定で、時に大暴落によって大きな損失を被るリスクもつきまといます。

そのてん不動産は土地と建物価格が0円になるとうことはまずありません。

よってどちらが良いかについては投資する方の置かれている事情によって良いか悪いかを判断することになると思います。

 

追記:健全なアパート経営は、家賃収入に対して銀行への返済を含めた支出がどれだけあるかで決まります。

支出先としては銀行への返済、保険料、固定資産税、修理や改修費用(そのための貯えも含む)、管理会社での手数料などがあり、家賃収入に対して支出のほうが少ないならば、それがアパート経営の利益となります。

その一方で支出のほうが、家賃収入を上回るようになると、そのアパート経営は失敗だったということになるでしょう。

ですから株式投資にも良い判断が求められますが、アパート経営においても良い判断が求められます。

家賃-支出の利益がどれぐらいできるかでアパート経営の良し悪しは決まりますので、いかに家賃収入を多くするか、ないしは支出を少なくするかの判断となるでしょう。



モバイルバージョンを終了