週刊ダイヤモンド誌が大東建託批評

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社会的に影響力のある会社はどうしても批評されやすい。

週刊ダイヤモンド誌といえば、経済関連の出来事について、他紙ではなかなか取り上げないような記事をとりあげる雑誌です。

私も昔に、不良債権問題で大手銀行の経営不安が取りざたされた時代に、生き残る大手行、生き残れない大手行についての率直な記事を読んで、こんなにも率直に書く雑誌があるんだと思ったことがあります。

いずれにしても一定の評価を得ている雑誌のように思います。

ところでそのダイヤモンド誌が、ついに賃貸住宅管理戸数においてトップメーカーの大東建託について取り上げました。

2017年6月から8月にかけて数記事に分けて掲載したようです。

私のブログ記事でも以前の記事でそのてんについて取り上げたことがあります。

例えば

大東建託営業社員の不満?

飛び込み営業で混乱が生じている?

建設会社営業マンの不安

外壁塗装の費用はどれくらい?

といった記事においてです。

ダイヤモンド誌としては記事のネタとして現役の大東オーナーや現役の大東建託の営業マンを取材して、その取材内容を根拠にして

大東建託の批評記事を編集したようです。

ですから、全くのデタラメ記事というわけではなく、真実の側面のある記事といえるでしょう。

大東オーナーや大東建託の株主にとっては不安感を与えるような記事だったと思います。

大東建託設計施工管理の木造アパート。

しかしダイヤモンド誌が意図したことは、大東建託の経営に、ほころびが見始めてきた、危ないぞといった警鐘を鳴らしたかったのかもしれませんが、それらの記事が掲載された後、大東建託の株価自体は下がっていません。

下がるどころか上がっています。

つまりは大東建託の株主に与えるインパクトは、軽微だったようです。

また2016秋以降、建設受注高が前月比減が続いてきましたが、ダイヤモンド誌によると大東建託営業マンのコメントを引き合いに出して、本社の営業方針に問題があるとしていました。

しかしこの記事が掲載されたころに、2017年6月と7月の大東建託の業績速報が公表されましたが、2016年秋以降続いていた建設受注高減が再び増加に転じています。

さらに住宅供給数においても2017年が2016年よりも増加する見込みであることも明らかになりました。

ということは、本社の営業方針は会社の業績という視点からは、

さほど問題ではないということに

なるのではないでしょうか。

短期的には、大東建託のほころびが直ちに、深刻なほころびにはならないようです。

もちろん数年後にはダイヤモンド誌の情報の真実性が高まる時が来る可能性もありますが。

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