マイホームにも修繕のための積立が必要 30年超で500万円超の場合も

賃貸住宅オーナーであるならば、アパートやマンションを維持していくうえでランニングコストがかかることは十分に承知しています。
また分譲マンションに住んでいる場合は、毎月管理費や修繕積立金を支払うことが求められます。
その一方で一戸建て住宅の場合は、修繕そのものは一戸建てのオーナーの裁量で決める事柄なので、修繕のことでさほど心配することがないかもしれません。
せいぜい重たい負担は固定資産税ぐらいだと安易に考えてしまうかもしれません。
しかし一戸建て住宅でも、修繕すべき事柄が生じても修繕せずに放置したままにするならば、建物そのものの劣化が進んでいき、やがては快適な住まいではなくなってしまいます。
なので修繕は必要です。
ところで一戸建て住宅の場合、どのような修繕が必要になってくるのでしょうか。
ざっと取り上げてみますと、まず外壁や屋根の塗装があります。
そのためには費用のかかる足場を組まなければならないこともあるでしょう。
しかし外壁や屋根の手入れは防水のためにも重要な修繕です。
さらに外構・エクステリアなどの外回りがあります。
そして内部のフローリングやクロスなどのの張り替え、そして給排水設備の取り替え、さらに水回りの各種の設備の取り替えなども行う必要があります。
一条工務店が戸建て住宅で人気? 積水ハウスや大和ハウスよりも

戸建て住宅といえば、積水ハウスがなんといっても知名度や人気といったてんで、トップクラスでした。
しかし最近、多少ですが風向きが変化しているようです。
では建設業界総合力ではトップの大和ハウス工業の戸建て住宅が追い上げてきているのでしょうか。
そうではありません。
知名度というてんでは、これまであまり知られれていなかった建設会社による追い上げが生じているのです。
その建設会社とは
一条工務店です。
私もつい最近まで、そのような建設会社があるとは知りませんでした。
たしか1年ほど前に、自宅から少し離れ場所の戸建て住宅の建設現場に、一条工務店と表示されたシートを見たのが最初ですが、その時は、こんな工務店があるのかと思ったぐらいです。
おそらくは大手メーカーでなく、中堅か零細工務店じゃないかと思っていました。
しかしあれから、ちらほらと一条工務店のニュースが目に入ってきたり、他の場所でも一条工務店の建設現場を見かけるようになりました。
そして日経XTECH2017年7月21日の「一条工務店が積水ハウスに迫る理由」という記事によると戸建て住宅の販売戸数は
積水ハウスの1万4000棟弱に対し、一条工務店は約1万2000棟の2位となっています
とのことです。
戸建て住宅販売戸数トップは積水ハウスには変わりがないのですが、約2000棟の差しかなく将来的には逆転の可能性も十分にあります。