小規模マンションオーナーの日記


4月 06, 2024

賃貸住宅暮らしの大きなメリット 賃貸住宅ならば相続についての心配がない


最近とりわけ地方での空家が目立って多くなっているのが社会問題化しています。

筆者の妻の実家も、もはや空家状態ですが、売ろうにも買い手がいないので売れない、息子に相続しようにも、相続したところで、ほとんどメリットがないので、本気で相続のための手続きをしようとしないというありさまです。

結局は人が住んでいない空家ですが、それでも現在は、筆者の家に引き取ってる妻の母が固定資産税等を支払っている状態です。

このように持ち家や分譲マンションを購入したとしても相続の問題に、ぶつかっている方が最近増えているようです。

もちろん主要な駅近くの利便性の高いエリアの持ち家や分譲マンションならば相続してくれる子供がいることでしょうが、利便性がよくない地方や郊外の物件となると事情が変わります。

というのも空家を相続によって取得したとしても3つのリスクをかかえるゆえに相続したがらないのです。

 

そのリスクとは

①空家を放置することによって近隣に迷惑をかける可能性があることです。例えば空家状態になっていると不審者が住みつく、火災が発生してもすぐに気づかず近隣を巻き込んだ大火災に発生する可能性があります。

さらに万が一、空き家が原因で近隣に対して損害を与えた場合は、損害賠償責任が生じる可能性があります。

②固定資産税がかかるといてんもあります。

しかも人が住んでいないとなると固定資産税の軽減対象から外れ固定資産税が高くなる可能性があります。

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空家を相続で取得すると種々のリスクをかかえることになる。

③解体するにしても費用がかかる。

これは大きなリスクです。

解体だけでも数百万円以上の費用がかかることでしょう。

お金がなければ解体できません。

しかも自治体による強制解体のような事態が万が一生じると、自治体から解体費用の請求がくる可能性があります。

このように3つの空家を持つことのリスクを考えましたが、いずれにしても高額の費用負担を負わなければならないリスクをかかえることになります。

これらのてんを考えると持ち家や分譲マンションの購入には将来大きなリスクが生じる可能性があることをわきまえておかなければなりません。

一方で賃貸暮らしをしているならば、その種の問題や心配に直面することはありません。

子供に相続の負担を負わさずに済むのです。

 

相続放棄 – Wikipedia