大東建託 東建コーポの株価が半減 レオパレスは1/4に
最近は大東建託の株価が、さえません。
2020年2月は、だいたい¥13000円前後を推移しています。
大東建託の主力のアパート建設事業が、じり貧状態が続き、そのために株価かも下降ぎみのようです。
大東建託の株価も2017年末ごろには、¥24000円近くまで上昇したものの、それから下降線をたどって現在は、半減近くの¥13000円ぐらいで推移しています。
2018年初頭といえば、サブリース会社のスマートディズの破たんや、スルガ銀行の不動産融資の不正などがメディアで報じられ、サブリースへの不信感が広まった時期です。
そしてさらにダメ押すかのように、2019年にはレオパレス21のアパート施工不良がメディアで大きく取り上げられ、地主さんもアパート建設に警戒するようになってきたと思われます。
さらの金融庁もスルガ銀行の不正融資の事態を重くみるようになり、2018年ぐらいから、金融庁の銀行の不動産融資の監視を強化するようになり、銀行の不動産融資への審査を厳格化するようようになり、昔のように銀行からお金を引き出して不動産に投資することが容易でなくなったことも、大きく影響しているようです。
仮に100株を所有しているならば、¥2400000から資産が¥1300000まで減少し、¥110万円の損失が生じ、株主としては怒っていることでしょう。
おそらくは、もうしばくは低迷が続きそうです。
ところで苦戦しているのは大東建託だけではありません。
賃貸住宅他社も苦戦しています。
例えば東建コーポレーションですが、東建コーポの株価も低迷しています。
2020年2月で¥7000円前後で推移していましたが、東建コーポレーションも2017年後半には¥16000円近くまで上昇していたことがあります。
東建コーポも株価が半減、いや半減以上に下がっています。
さらにレオパレス21となると2020年2月は¥300円前後で推移していますが、レオパレス21も2018年の年始ごろまでは¥1000円前後まで上昇していたのが、今ではその1/3~1/4ぐらいにまで下がっています。
このように2018年初頭をピークに賃貸住宅大手は軒並み株価が下降しており、当分はこのような傾向が続きそうです。
思い返せば相続税改正時は賃貸住宅黄金時代だったのが、数年後には、あっといまに氷河期になってしまったようで、世の中の変化の速さには驚くばかりです。
追記:あれから新型コロナウイルスまん延という非常時に突入し大東建託、レオパレス21ともにさらに株価が下落しています。
大東建託の株価は2020/8月に8000円を割り込むところまで下がりました。
原因はやはりコロナショックで、休業なども行い、建設請負契約などが激減していることなどがあります。
また配当金も減額見込みとなっており、株主から見切られたようです。
ただし入居率は多少下がったものの、相変わらず高水準を維持しており管理収入は今後も手堅く得られるようです。
その一方でレオパレス21の株価も2020/8月に150円台で推移しています。
レオパレス21の場合は、アパート施工不良の問題が尾を引いており、赤字埋め合わせのために優良資産の売却などを進めるといった厳しい状況が続いています。
さらに管理物件の入居率もコロナショックで再び80%割れが生じており、頼みの綱だった外国人入居者が入国できないことにより入居してもらえないことが打撃となっているようです。