小規模マンションオーナーの日記


6月 11, 2017

大東建託が賃貸住宅シェア20%に近づく


花画像

賃貸住宅大手による寡占化が進むと言われている。

2017年3月期の決算説明会も多くの会社で行われ、比較的多くの会社でまずまずの決算内容だったようです。

賃貸住宅関連でも積水ハウス、大和ハウス、レオパレスといったところは好決算だったようですが、管理戸数でトップの大東建託も決算説明が行われ、おおむね良好な内容だったようです。

売上高は前期比6.1%増の1兆4971億円。

営業利益は前年期比19%増の1201億円。

経常利益も前年期比18%増の1245億円。

といった増収増益です。

好調の要因は管理戸数増と入居率も高水準を維持していることにあるようです。

管理戸数100万戸を超えさらに入居率も常時95%以上を維持しているので、管理手数料が手堅く入っていることでしょう。

ところで気がかりなてんもあります。

その気ががり要因は建築営業で前年比減5.4%です。

このてんは幾らかの改善を図るために飛び込み営業を強化しているとのこと。

特に地域別では北海道と東北での受注が大きく下がったとアナウンスされています。

東北といえば土地は多くあり、土地活用ができそうな地主さんもたくさんおられるのではないかと考えてしまいますが、土地価格が低くアパートローンを借りるにしても担保が十分に取れずにアパート事業を始めるのが難しいのかもしれません。

アパート画像

いい部屋ネットの大東建託設計施工管理の木造アパート。

ところで今後の見込みについては、大東建託社長は「賃貸住宅市場は大手の寡占化が進む」との見通しを述べておられます。

生き残れる大手は、大東建託、積水ハウス、大和ハウス工業、旭化成、レオパレスといったところでしょうか。

中小の賃貸業者やサブリース業者は、よほどのメリットがなければ、淘汰されていくのかもしれません。

私のところにも中小の業者が管理業務をさせてほしいとの宣伝の手紙をよく送ってきて、開封し見てみると管理業務のノウハウが優れているということを強調していますが、受け入れることには慎重でなければならないでしょう。

なお大東建託社長によると「市場シェア20%達成に向けていきたい」とのことです。

現在、全国の賃貸住宅戸数は750万戸ぐらいといわれていますから、管理戸数150万戸達成で、ほぼ20%の目標に到達できるのではないかと思います。

今の勢いならば150万戸達成もそう遠い将来ではないのかもしれません。

 

追記:大東建託の業績速報によると管理戸数の推移ですが

2017/9月 1,011,014

2018/9月 1,097,930

2019/9月 1,144,804

となっています。

このように2017/9月から2018/9月までの1年間で86,916戸増に。

2018/9月から2019/9月までの1年間で46,874戸増であることがわかります。

明らかに管理戸数の増加の勢いが衰えていることがわかりますが、今後は20.000戸から40.000戸増で推移していくのではないかと思われます。

今後このままの勢いで推移していくならば、150万戸達成までには17年~20年ぐらいかかることになります。

それにしてもこれまでは賃貸住宅需要もある程度はあったものの、もはや飽和状態に近づいていることなど、様々な要因で、管理戸数の増加にはブレーキがかかりつつあるようです。

今後は他社管理物件の取り込みを強化していくしかないのかもしれません。

 

 

追記:管理戸数を100万戸達成までの大東建託の歴史については以下の記事をご覧ください。

 

賃貸住宅管理戸数で最大数を抱えている企業は大東建託です。

といっても実際に管理しているのは大東建物管理なのですが。

ところでその大東建託グループの賃貸住宅管理戸数はずっと右肩上がりで上がり続けてきました。

大東建託の歴史をたどると・・

 

1975年設立。当時は管理戸数50。まさに弱小会社としてスタートしたようです。

1980年。管理戸数1000。5年で20倍の規模に。

1988年。管理戸数20000。着実に増えている時期ということでしょうか。

1992年。管理戸数100000(10万)。4年で5倍に。この時に東京証券所1部上場。このころに大手企業仲間入りといったところ。

2006年。管理戸数50万。このころに賃貸経営受託システム、つまりは一括借り上げがスタートしたようです。一括借り上げってまだまだ歴史が浅いんですね。

2016年12月。管理戸数100万を突破。

ついに管理戸数100万戸を突破したのです。

100万戸というとどれぐらいかイメージがわかないかもしれませんが、日本全体の世帯数が現在5000万ぐらいといわれています。

ということは50世帯中の1世帯が大東建託グループの賃貸住宅に住んでいることになります。

アパート画像

完成間近の大東建託設計施工管理のアパート。

ところで1975年の50戸の始まりから41年後の100万戸管理まで、ずっと右肩上がりで、よくも伸び続けたものと感心します。

どこにそれだけの力があったのでしょうか。

もちろん未来永劫にわたって、伸び続けることはありません。

いつかは頭打ちになる時代が来ることと思われます。

賃貸住宅部門のシュアでは、最近では積水ハウスも伸ばしてきていますし、勢いのある新興企業が起こって賃貸住宅のシュアを獲得していくかもしれません。

アパート大家も、インターネットに使い慣れた次世代へと移行していきます。

ネット上での大東建託についてのネガティブな情報に混乱させられて大東建託離れが生じる可能性もないといはいえません。(私も大家になったころは混乱しました)

将来はどうなるかは予測ができませんが、しかしこの40年間業績を絶えず上げ続けさせてきた会社の精神というか、受け継いできた伝統のようなものがあり続ける限り、大東建託グループの物件に住む入居者やあるいは大家たちを満足させるサービスを提供し続けることができるのではないかと期待しています。20/9/23

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