賃貸部屋の申し込み 順番と優先権 後申込が選択されることもある
部屋を借りるために賃貸物件を探し、気に入った部屋を見つけたら入居の申し込みを行うことでしょう。
しかし同じ部屋に申し込み者が何人もいた場合どうなるのでしょうか。
基本的に優先権は最初に申し込みを行った人にあるといわれています。
そして申し込み者すべての収入等など状況が同じような人たちであれば、最初に申し込んだ方の審査が行われ入居ということになるでしょう。
しかし申し込み者の状況が明らかに異なり、若干遅れて申し込みを行った人の収入等などが優れておりどう考えても家賃滞納はあり得ない、そして長期入居がほぼ確実という場合はその方が入居の運びとなる場合もあります。
実は、筆者の所有物件で最近そのような事柄が生じました。
しかもまれな事ですがテナント部屋で生じたのです。
以前の記事でも書きましたが、小規模認定保育園の法人と賃貸契約を締結することができました。
しかしこの法人の申し込みと、ほぼ同時期に個人事業者さんの申し込みも行われていたのです。
小規模認定保育園法人は直接、大東建託に申し込みを行いましたが、個人事業者さんは仲介業者を通して申し込みを行いました。
大東建託さんも、2つ申し込みを調べた結果、明らかに法人のほうが良いということになったのですが、もう一方の個人事業者さんが、なかなか納得がいかず自分に優先権があると言い張り続けるのです。
困った大東建託の担当者は、結局、家主がどう判断するかで決めようとしたわけで、筆者の自宅を訪問して説明し、「どちらがいいですか」と尋ねました。
筆者は「大東建託さんでいいと思うほうを選んでください」と返答しました。
結局のところ、このような場合は家主判断が重要なようです。
つまり家主があの業種がテナントに入られては嫌だと言う場合は、不動産管理会社が良いと判断しても賃貸契約を締結することはできないのです。
つまりは申し込みを行い審査を通過しても、家主承認が得られて始めて、事業者は改修工事等の準備に入ることができるというわけです。
ところで申し込みを行ったものの願いが叶わなかった個人事業者さんかなり横暴に大東建託に食い下がったようですが、筆者自信は内心、あのような事業者がテナントに来なくて本当に良かったと思いました。
大東建託の担当者も「あれでは入られても困りますね」と困惑しておられました。
お部屋を借りるまでの手続き | いい部屋ネットの大東建託リーシング (eheya.net)