賃貸住宅内見の時こそ不動産屋スタッフの腕のみせどころ しかし・・
昔は賃貸住宅の部屋を探し、入居するためには、まずは不動産会社に行き、不動産会社のスタッフに希望条件にかなった物件を探してもらい紹介してもらい、紹介してもらった物件をスタッフとともに内見しに行くというのが、ごく普通のスタイルでした。
この時に、入居希望者が内見によって、お部屋を決めてもらうかどうかは、スタッフの腕にかかっているとも言われています。
公益社団法人全日本不動産協会のウェブサイトにもこのてんについて
入居申込に重要な「内見」
入居申込、そして成約へとつなげるために「内見」は大切です。内見時のちょっとした工夫が入居申込への確率を高めてくれるのですが
内見の工夫で入居申込の確率を高める – 公益社団法人 全日本不動産協会 (zennichi.or.jp)
と書かれているとおりです。
具体的には不動産屋のスタッフが、できるだけお部屋の魅力について魅力的に説明し、内見の滞在時間が長いほど、入居申込の確率が高くなっていくと言われています。
それでお部屋の仲介をどれだけして、なんぼの不動産屋にとっては、内見というのは極めて重要な業務です。
しかし今の時代、特にネット環境がますます充実していくなか、内見をしなくても入居申込をする方が急増しているようです。
小規模マンションオーナーの筆者も実感している事柄です。
といのも、この1,2年のことですが、大東建託パートナーズの物件の場合、退去の申出がでると、その数日後ぐらいに入居者募集が始まります。
だいたい退去の申出が、あってから数週間~1カ月程度で、実際に退去され、その後、1.2週間で原状回復工事等が行われ、内見そして入居が可能になるわけですが、私の小規模マンションにおいては、入居募集が始まってから数週間以内に入居申込が入いるのです。
ですから退去予定の方は、まだ入居していますし、当然のことですが、内見などは行えません。
そして実際に入居できるのは、数週間以上先のことになります。
そもそも募集家賃が全体的に1.2年前に数千円程度下がったのですが、それ以降、退去申出から数週間程度で入居申込というサイクルが続いています。
やはりリーズナブルな家賃(オーナーとしては、あまり望ましいことではない)は入居斡旋の最大の武器だと感じていますが、こうなると不動産屋のスタッフが内見において腕を振るう機会が減ってくるのではないかとさえ思ってしまいます。