空室だらけに悩まされても管理会社が変わるとたちまち改善?
筆者の所有物件があるエリアに、ファミリー向け賃貸マンションがありますが、半年前は70~80%が空室となっていました。
このマンションですが、決して管理が行き届いていない荒れ放題のマンションではありません。
しかし非常に入居率が悪い状態が続いています。
その後、マンションの管理会社が変更になりました。
新しい管理会社は地元ではよく知られた、私鉄系の不動産会社です。
するとしばらくすると空室が埋まりだし、空室も1~2部屋程度までに回復しました。
どのような施策が功を奏したのかはわかりませんが、やり方次第で、随分と変わるものだと思いました。
ところで、このマンションもそうですが、空室だらけの物件を大きく変化させることは可能のようです。
このてんで日本経済新聞2013月4月27日の「不動産投資は楽じゃない 「勝ち組大家」の汗と涙 」という記事には空室だらけの物件をいかに満室物件へと変化させたかの実例が書かれています。
記事によると
「株式など市場と向き合うしかない投資と違い、自分好みに物件自体を変えたり、営業を工夫したりして、リターンを大きくできるのがいい」と話すのは東京都の兼業大家、・・さん(39)。10年に購入したのは埼玉県小川町の「廃虚寸前」のアパートで、空室率は75%。しかも直後に床下浸水が見つかったり、入居者が亡くなったり、厳しいスタートだった。そこから部屋を家具、家電付きに一新。「出会った人全員がお客さんだと思って」営業を続けた。全8室が埋まった今も2週に1度は小売店勤務を終えた後、往復3時間かけアパートの掃除に行く。
と書かれています。
このように、だれもが入居したがらないボロ物件からスタートしても、リノベーションを行うなど、積極的な営業活動を展開して勝ち組大家になった、スゴイ大家さんもおられることがわかります。
しかもアパートの掃除を行うなど、物件の管理も管理会社任せでなく自ら行うなどの努力も惜しまないことも、感心させられます。
ところで上記の日本経済新聞では、この大家さんのコメントとして
成功者は100人に2、3人。通帳の残高だけに興味がある人は絶対に嫌になる
と述べておられます。
それにしても勝ち組になるのは、1割未満?
それだけの危機意識をもって物件オーナー業にあたらないといけないということなのかもしれません。