阪急阪神やANAの高級なホテルの大家が大東建託グループ
京阪神地区といえば、近鉄、阪急、南海、京阪、阪神といった私鉄が乱立するエリアです。
このうち阪急と阪神は合併し、今は阪急阪神グループとして、京阪神地区において大きな影響を及ぼしています。
とくに阪神地区は阪急電鉄と阪神電鉄が並走し、不動産開発や観光事業においても、阪急阪神グループは圧倒的な影響力があります。
その一方で関東では、阪急といってもあまり馴染みがないかもしれません。
関東でもよく知られている阪急のグループ企業は阪急交通社ぐらいかもしれません。
ところで首都圏の一級の商業地といえば銀座です。
阪神地区に住む私もそのことは知っています。(銀座には、おそらくいまだに足を踏み入れたことはありませんが)
ところでこの銀座に「レムプラス銀座」というホテルがありますが、2019年12月24日開業の新しいホテルです。
このホテル、阪急阪神グループの阪急阪神第一ホテルグループのホテルです。
当初の宿泊料はキャンペーン価格で割安な料金を設定しているようですが、軌道にのると、銀座価格になるのでしょう。
それで阪急阪神グループ、一押しのビジネスになるかもしれません。
ところでこの「レムプラス銀座」ですが、16階建ての全部屋200室以上の大型不動産ですが、この不動産のオーナーは大東建託のようです。
このてんについて大東建託のニュースリリース2019/12/17の「大東建託、銀座に収益不動産を取得 12月24日に入居テナントがホテル「レムプラス銀座」を開業」には
大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林克満)は、12月9日、中央区銀座8丁目において収益 不動産を取得し、12月24日、株式会社阪急阪神ホテルズ(本社:大阪市北区、代表取締役社長:藤本和秀)が運営 する、宿泊主体型ホテル「レムプラス銀座」が開業します。
remmplus_open_1217.pdf (kentaku.co.jp)
と書かれています。
このようにホテル事業そのものは、阪急阪神ホテルズが行いますが、阪急阪神ホテルズは不動産使用料として大東建託に賃料を支払っていくという形をとるのではないかと思います。
たしか品川イーストンタワーのANAグループのホテル、「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」も大東建託に賃料を支払っているんだと思いますが、ANAや阪急阪神がお客様ならば、賃料を滞納されるという事は考えにくいでしょう。
それにしても大東建託の主力ビジネスは、不動産オーナーとの一括借り上げビジネスですが、ホテル関連では自らオーナーになって収益を得る事業にも力を入れています。
追記:大東建託本社があり、大東建託リーシングが運営している品川イーストンタワーですが、ウィキペディアには
品川イーストワンタワー(しながわイーストワンタワー)は、大東建託によって東京都港区港南二丁目の再開発エリア「品川グランドコモンズ」に建設されたインテリジェントビルである。地下3階・地上32階建てで、2003年(平成15年)3月31日に竣工した。 ・・ 24階までがオフィススペースとして利用され、25階がトラス階となっている。25階より柱スパンが変わり、26階から32階はANA・インターコンチネンタルホテルズグループの高級シティホテル「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」となっている。21階にある貸会議室は、交通利便性のよさと行き届いたサービスから、連日の高稼働率を誇っている。
と書かれており、上階の26階から32階はANA・インターコンチネンタルホテルズグループの高級シティホテル「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」が入居しています。
ただコロナの影響で、ANAは大きな打撃を受けていますが、しかし立地の良さなどから、撤退はないのではないかと思います。