小規模マンションオーナーの日記


11月 06, 2023

大東建託のフルパッケージプランのデメリットとは?

花画像

フルパッケージプランで大東建託と一括借り上げ契約をするオーナーさんが多い。

最近では大東オーナーの多くがフルパッケージプランで契約しています。

このてんについては先回の記事

フルパッケージプランかスタンダードプラン

で書いたとおりです。

大東建託と35年契約を行って毎月、家賃収入の5%を大東建託に支払うならば30年間は修繕費はすべて大東建託側が負担するというものですから、オーナーさんにしてみれば魅力的なプランに思えることでしょう。

なにせ最初の30年間は修繕費用のことで煩うことはないのですから、魅力的です。

しかしデメリットがないわけではありません。

その1つが

オーナー側から大東建託との契約を解約しにくくなる

といてんがあります。

実は30年、35年一括借り上げといってもオーナー側の意向で大東建託と契約を解約することができるのです。

しかしフルパッケージプランであるならば、修繕費用をおそらくはオーナーさん自身が取り分けていないことでしょう。

そうなると解約してしまうと、今後生じえる修繕に対応しにくくなるのです。

ということで解約しづらくなるといわけですが、もちろん少なくとも30年間は大東建託と付き合うつもりならばフルパッケージプランを選んでもかまわないのかもしれません。

アパート画像

いい部屋ネットの大東建託設計施工管理の木造アパート。

ところでフルパッケージプランには他にもデメリットがあります。

それは先回の記事でも多少取り上げましたが、スタンダードプランと比べて管理にかかる総コストが結果的にはスタンダードプランよりも高くなる場合があるのです。

とりわけ家賃水準の高いエリアでは結果的にはスタンダードプランのほうが安くてすむともいわれています。

もちろん本格的な空室増加時代にあって、どこでも家賃水準は下がる傾向にありますので、長期的に見るとやはりフルパッケージプランのほうがいいのかもしれません。

そしてフルパッケージプランのもうひとつのデメリットですが、大東建託パートナーズがフルパッケージプランの場合は

修繕に消極的

との情報もあります。

もちろん大東建託パートナーズの支店や担当者によっても対応が異なってくることもあると思いますし、事の真実はわかりません。

いずれにしても大東建託のフルパッケージプラン、とてもオーナーさんにとっては興味深いプランですが、多少のデメリットもあるようです。

 

追伸:外壁修繕は15年~20年周期で行いますが、1回目はフルパッケージプランの対象になりますが、2回目は30年が経過しているならば、オーナーの費用負担になります。

 

大東建託 – 土地活用・賃貸経営のことなら (kentaku.co.jp)



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA