小規模マンションオーナーの日記


5月 27, 2023

賃貸住宅 申込んだものの入居できないケースはどんな場合に生じる


時々ですが、いい部屋ネットの入居者募集物件のページを見て感じるのは、入居申込をしていながらも、何らかの事情で入居にまでいたらないケースが生じていることがあります。

なかなか空室が埋まらなくなっているなか、入居申込が入ると、自分の物件が認められたかのような感じがして、物件オーナーとしてはうれしいものです。

しかしその後、しばらくして何らかの事情で入居にいたらなかった場合はガッカリです。

実は小規模マンションオーナーの筆者も

「入居申込が入った しかし数日後に取り消し?」

という記事で書きましたが、筆者の物件にも、なかなか入居者が決まらなかったものの、ようやく入居申込が入ったと思ったら、数日後に入居申込が取り消しになるということを初めて経験しました。

そしてどうも、今はそのようなケースが、時々生じています。

なぜなのでしょうか。

 

考えられることがらとしては、生活が多少苦しくなり、住んでいた住居をあきらめて、他の賃貸住宅の入居を申込んでみたものの、審査で落とされてしまったという可能性はあります。

この入居審査ですが、普通の人で収入に見合った申込ならば、審査で落とされることはないのですが、減収になった状態での申込となると、難しいのかもしれません。

アパート画像

大東建託設計施工管理の木造アパート。

あるいは転勤の辞令のために、引っ越しと賃貸住宅の入居申込をしたものの、何らかの事情で、転勤が取り消しになって、入居申込の取り消しを行ったということもあるかもしれません。

いずれにしてもウィズコロナの時代、これまでにはない事が生じることもあり、事態を見守るしかありません。

 

ところで賃貸住宅入居申込をしていながら、なんらかの事情で、申込が取り消しになった場合は、申込者はなんらかの費用負担をしなければならないのでしょうか。

このてんでホームズのウエブサイトの「賃貸物件の申込み後のキャンセルは可能?申込書の提出や契約前後の違いを押さえよう」という記事を見てみると、基本的には、正式に契約する前のキャンセルならば、費用負担はないようです。

【ホームズ】賃貸物件の申込み後のキャンセルは可能?申込書の提出や契約前後の違いを押さえよう | 住まいのお役立ち情報 (homes.co.jp)

 

もし申込時に預かり金を支払っていても、正式な契約前ならば返金されるはずです。

このことは宅地建物取引業法施行規則において定められていることなので、不動産会社は返金しなければなりません。

 

しかし、入居申込審査で落とされたわけでなく、個人的な事情で入居申込をしておきながらキャンセルするとなると、不動産会社に多大な迷惑をかえることになるので、気まぐれでキャンセルすることがないようにしましょう。

 

また正式な契約後にキャンセルしたとなると解約になりますので、住むことがなくても、少なくとも1カ月分の家賃やその他の費用が請求されることは覚悟していたほうがよいでしょう。