小規模マンションオーナーの日記


8月 06, 2022

地方に物件を持つことのリスク 維持管理が大変 後継ぎがいない・・


ここしばらく分譲マンションブームのようなものが続いてきましたが、最近は多少陰りが生じているようです。

というのもマンションに住むことの様々なリスクが意識されるようになったことがあるからかもしれません。

例えば修繕積立金、当初は1~2万円だったのが、突然3~4万円に上がったとか、同じマンションに迷惑な住人がいて困っているが、どうしようもないといった事があるかもしれません。

さらには理事会のメンバーに加わりたくない、マンションの規約が厳しくて窮屈だなど様々なリスクがあります。

それなら家を買えば良いじゃないかとなるかもしれません。

もちろん持ち家を持つことにはマンション暮らしにないメリットが多々あると思います。

特に広々とした住宅に住みたいならば、

田舎の中古の住宅を改修して田舎暮らしを楽しむことも

できると思います。

実際のところ人口減少に悩む田舎に比較的若い世代が移住するならば自治体をあげて歓迎してくれることでしょう。

しかし、すべてがバラ色、リスクがないわけではありません。

私の妻の実家が田舎にあるので、そこで感じていることをあげていきますと

まず第一に田舎の家は広くて住みやすいのかもしれませんが、当然、時とともに傷み修繕が必要になっていきます。

分譲マンション画像

市街地にある分譲マンション。

ということはマンション暮らしの時と同じように、将来の修繕に備えて、修繕費用を蓄えておかなければなりません。

しかも田舎となると修繕を行える工務店等も都市部のようには多くありません。

田舎では競合業者が少ないないのです。

ということは

修繕費用が割高になる可能性があります。

もし遠方から工事に来てもらうとなると交通費も高くなり、宿泊費も発生する可能性があります。

ですから家の維持管理のための費用が想像以上にかかるかもしれません。

といっても田舎での収入源となると、農業かあるいはその地方に地場産業があれば、そこで従業員として働くか、ないしはネットを使った仕事をするかのいずれかでしょうが、大手企業に勤めていた時のような収入はなかなか得られないでしょう。

例えば農業をするにしても妻の実家が農家だったので、農家の実情がある程度わかりますが、農家の収入は不安定です。

よほど上手に切り盛りしていかないと儲かりません。

 

 

追記:田舎で不動産を所有したとしても、いざ売却となった場合でもなかなか買い手が見つからないというリスクがあります。

さらに相続となっても、相続人のだれも相続したがりません。

そして田舎の家も修繕することもなくだれも住まなくなると、家自体がどんどん老朽化していき、本当にだれも住めない住居となってしまいます。

となると解体が必要になるわけですが、解体費用も数百万円~かかります。

もちろん甚大な災害に見舞われて家が壊れてしまった場合は、国や自治体が無料解体してくれることもありますが、あまり期待しないほうがよいでしょう。

まさに取得した不動産が負動産になってしまうのです。

ですから田舎暮らしをするならば、不動産を取得するよりも賃貸で住居を借りる方がよいよいに思います。

環境面や自然の恵みを満喫した生活をするううえでは、田舎暮らしは適していますが、生活していくううえでの利便性では劣ります。

なかには老齢になってから、便利で病院にも通いやすい市街地や都心部に引越す方もおられるようです。

となると賃貸のほうが、簡単に引越すことができます。

 

https://mansionowner.net/own-house-faith

 

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