建設業では大東建託グループに就活生の人気が・・
株式会社学情による、2021年卒の就活生の就職人気企業ランキングが公表されました。
それによると2年連続、伊藤忠商事が1位だったようです。
なぜ伊藤忠商事?
と思いましたが、どうやら商社のなかでもトップクラスの業績と、個性的で意欲的な社員が多いということがあるようです。
いずれにしても全体的に人気の高い商社ですが、伊藤忠商事は三菱商事や三井物産よりも、就活生には人気があるようです。
ところで驚いたのは建設、住宅業で人気のある会社のランキングですが、旭化成ホームズ、大東建託グループ、積水ハウスとなっています。
積水ハウスならば、なんとなくわかりますが、大東建託グループが入っている?
このことには驚きました。
ブラック企業ではないにしても、ブラック企業誌だと主張する方も少なくない大東建託グループです。
ところで旭化成ホームズが人気企業となっていますがその理由は
・建設業他社よりも給料が高く安定している
・福利厚生が充実している
・グループとしての旭化成が倒産することは考えにくい
などがあるのではないかと思います。
ちなみに旭化成の賃貸住宅はへーベルメゾンで戸建住宅は主力のへーベルハウスです。
へーベルメゾンのシェアは大東建託や積水ハウスと比べると小さいですが、しかしあちらこちらで見かけることがあります。
ところで就職先として大東建託グループに人気があるのはなぜでしょうか。
どうやら報酬の乱高下の激しい営業職というよりも、大学卒での配属部署が
コンサルタント営業職
設計職
施工管理職
事務系総合職
システムエンジニア職
といった比較的に安定した部署であること、そして仕事のできる社員の給与が非常に高いといったことがあるようです。
また意外と福利厚生もしっかりしているようです。
といったことで就活生には人気があるようです。
そしてこのことは大東建託グループに賃貸住宅を管理してもらっている大東オーナーにとっても良いことではないでしょうか。
優秀な学生が入社して実力を発揮してくれるならば、大東建託の業績向上とともに、オーナー待遇もよくなるかもしれません。
ところで建設業界トップの大和ハウス工業や大手ゼネコンは3位以内にランクインすることができませんでした。
とくに建設業トップの大和ハウス工業は、最近、不祥事が相次いで生じていることが影響しているのでしょうか。
ところでこの就職人気企業ランキングが公表をした学情という会社ですが、朝日新聞と金融機関が出資している会社なので、発信している情報には、それなりの信ぴょう性があるものと思われます。
追記:就活生が避けたい就職先は、やはりブラック企業でしょう。
ウィキペディアにはブラック企業について
ブラック企業(ブラックきぎょう、(和製英語で造語)またはブラック会社(ブラックがいしゃ)とは、「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業」[1](今野晴貴による定義)[1]を指す。「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」との指摘もある[2]。対義語はホワイト企業。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ブラック企業(アクセス日2020/7/4)
と書かれています。
このように特徴としては
・労働者を次々と使いつぶす
・人権を踏みにじる行為が容認されている
などがあげられています。
もちろん今は日本を代表するような企業になっていても、過去はブラックぽい企業もあったわけですが、今は相談先なども増えてきたので、露骨なブラック企業は少なくなっているのかもしれません。