大東建託が積水ハウスを追い抜く?
ハウスメーカーといえば、なんといっても積水ハウスが最大手の1つで、ブランド力があります。
もちろん今も好調なハウスメーカーには違いがないのですが、2016年夏、株価時価総額において、ついに大東建託に追い抜かれてしまいました。
大東建託の時価総額 1兆1983億円
積水ハウスの時価総額 1兆1915億円
となっています。
この株価の時価総額、企業を評価する1つの重要な目安ととなっています。
例えば時価総額が大きいということは、業績だけではなく将来の成長に対する期待も大きいことを意味する場合があります。
そして時価総額を比較するのは株価そのものがが高い低いで判断するよりも企業価値を評価するううえで効果的な方法と近年ではみなされるようになってきています。
なにせ時価総額が大きいということは、その額分、投資家から期待され投資されているわけですからね。
ちなみに時価総額が最大の企業はアメリカのアップル社で約7000億ドルです。
7000億ドルということは70兆円。
すごい時価総額ですね。
日本のメーカーではトヨタ自動車の時価総額が26兆円でダントツの首位となっています。
ところで、アップル社やトヨタ自動車には株価時価総額では足元にも及ばない大東建託ですが、しかし積水ハウスを追い抜いたとは衝撃的なニュースです。
どこに強さの秘訣があるのでしょうか。
私の所有物件は大東建託グループのお世話になっているので、うれしいニュースには違いないのですが、その強さの秘訣は、1つには社風にあるように思います。
つまり大東建託の場合、特に営業については、仕事ができなければ、居場所がなくなるような会社です。
よって営業マンたちは必死になって働く。
それが多くの受注を生み出すようなシステムになっています。
ネット上では数々の批判を浴びている一面もありますが、能力のある人が、自分を最大限発揮して高給(都銀行員以上の給与水準)をもらうにはうってつけの会社なのです。
そして近年、知名度も上がってきて、大東建託だったら不動産をお任せしようかという家主も増えてきているように思います。
さらに強制ではありませんが、オーナーたちにも大東建託の株式購入は積極的にすすめています。(私は購入していません)
いずれにしても、この好調ぶりを維持して、入居者さんや家主にも恩恵をもたらしてほしいものです。